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〇隠岐大峯山風力発電所は令和２年１０月１日をもって民間企業に譲渡しました。

　島根県企業局では風力発電の開発について様々な視点から検討を行い、平成１０年度から県内全域について開発地点の調査を行った結果、最初の導入地として安定した風力の見込まれる隠岐地域を選びました。
平成１２年度からは隠岐郡隠岐の島町において、新エネルギー・産業技術総合開発機構（ＮＥＤＯ）との共同研究（風力発電を行うための風況調査・システム設計）を行い、そして現地での状況把握、電力会社との打ち合わせ、経済性の評価などを行い、平成１４年９月から「隠岐大峯山風力発電所建設事業」として建設工事に着手し、平成１６年２月に運転を開始しました。

所在地：隠岐郡隠岐の島町西村大峯山山頂（牧野）
平均風速：７．１ｍ／ｓ
風車種別：３枚翼プロペラ型アップウインド式
最大出力：１，２００kW（６００kW×２基）
年間供給目標電力量：２５９万ｋＷｈ（年間３，６００ｋＷｈを消費する標準的な家庭の約７２０世帯分に相当）
運転開始：平成１６年２月
羽根の直径：４５．８ｍ
タワーの高さ：４７．５５ｍ

　年間２５９万ｋＷｈの供給電力量は、石油火力発電所で発生する二酸化炭素を年間約１，８００トン削減する効果をもたらします。
これは、原油を年間６５０キロリットル、ドラム缶で３、２００本節約できることになります。
地球環境問題への関心が高まる中、発電過程において温室効果ガスである二酸化炭素を排出しないクリーンな発電方法として地球温暖化防止と省資源に貢献しています。

　運転実績〜稼働以来の運転実績です。

　雷害について〜平成１７年のブレードへの雷害

　雷害対策工事〜平成１８年に避雷塔を設置しました。

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