川の魚たち(中流の魚その1)
アユ | アユは川魚の女王とも呼ばれるように、姿も美しく食べてもまたたいへんおいしい魚です。春から秋まで川の中流にたくさん見られます。アユは島根県の川魚の中では最もたくさんとれる魚です。 アユは石についたコケを食べます。アユはコケのついた石のまわりになわばりを作り、他のアユや魚がなわばりに入ると追いはらいます。アユの友釣りはこの性質を利用してアユを引っかけて釣り上げる漁法です。 |
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アユは10月〜11月ころ川の下流で卵を産みます。卵からかえったアユの稚魚は海に下り、冬の間は海の浅いところで餌を食べて大きくなります。春3〜4月ころ、全長6〜7cmくらいになった稚魚は河口部に集まり、群れになって川をさかのぼります。春から夏の間にアユは川の中流で石についたコケを食べ、どんどん大きくなります。そして、秋10月頃に川を下り、川の下流で卵を産んで死んでしまいます(アユの寿命は1年)。 | ||
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川でコケを食べて大きくなったアユ |
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色が黒くなり、卵を産むため 川を下るアユ(落ちアユ) |
冬の間に海で大きくなる稚魚 |
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