シラウオ
繊細で透き通るような美しさを持つ魚で、宍道湖のシンボル的な魚です。同じく食用にされるハゼ科のシロウオは別種です。 全長5-10cm。生きている時は透明で少し黄味を帯びていますが、死ぬと数時間で白色、不透明になってしまいます。 オスはメスより小さく、また胸びれも長く、先端がとがっています。 産卵期は地方によって異なりますが、宍道湖の場合2-4月で、水深2-3mまでの粒の粗い砂底に産卵します。 幼魚の時には主に動物プランクトンを食べますが、成長するとイサザアミなどを餌にするようになります。 県庁所在地の都心中心部の宍道湖でシラウオが捕れるのは、松江市民には何ともうれしいことです。 一昔前までは、松江大橋のたもとで小さな舟を浮かべて終日四つ手網でシラウオを採る、実にのどかな風景が見られたそうです。 |
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