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- 2018
平成30年度第2回松江市花き若手生産者栽培研修会を開催
去る12月7日に、農業技術センターにおいてストック栽培管理をテーマとした標記研修会を開催しました。ストックは、冬季の切り花として重要な品目であり、松江市でも多くの花き生産者が栽培しています。今回は、栽培技術向上により品質向上や出荷量増加につながるよう、八重鑑別等を中心とした講義を受けました。
当日は、アーリーアイアン系等の品種が栽培されている農業技術センター花き科の栽培圃場の見学から始まり、開花状況を確認しながら開花調節技術(EODFR技術)の研究状況を中心に説明を受けました。ストックは、目標とする出荷期からずれて価格低下を招く事も多い事から本技術の早期普及が期待されます。
次に、花き技術普及課より播種から出荷まで栽培全般にわたってのポイントについて講義を受けました。ストック栽培は、子葉の大きさや葉色等で八重株と一重株を鑑別するのですが、実施には経験が必要な部分も多く、参考になる内容も多くありました。
また、ストックのスプレー系は、出蕾後頂花をピンチして分枝の発生を促す処理の時期によって草姿が違ってくる等、適期作業の重要性について丁寧な説明もありました。
その後、松江普及部から病害虫防除について説明し閉会しました。
今回の研修会で学んだ技術が、若い生産者の品質向上や出荷量増加につながる事を期待したいと思います。
【栽培圃場見学風景】
【栽培のポイント説明】
くにびき農産物直売コーナー出荷者協議会新規会員研修会を開催
12月13日、くにびき農産物直売コーナー出荷者協議会(1256名、12店舗)の標記研修会がJAしまねくにびき地区本部において開催されました。研修会では協議会員の遵守すべき事項、食品表示の基礎等の説明が行われましたが、農業普及部からは病害虫防除の基礎知識について情報提供しました。
今回の研修会は、平成30年度後半に新規入会した16名の生産者が参加しました。
初めに、JA担当者が協議会の概要等を説明した後に、農業普及部から病害虫防除の基礎知識として病害虫名の調べ方、耕種的防除方法、農薬の選択や取扱方法等について解説しました。多くの受講者にとっては初めて聞く制度や情報もあり、真剣に受講していました。
その後、様々な要望や質問がありました。例えば「無農薬栽培について指導してほしい」、「粒剤は根から吸収されるので危険か?」、「木酢液は法令上、農薬として扱われるか?」等の切実な質問が出て、約2時間の研修会は濃い内容となりました。
病害虫の名前や生態等を知ることが防除の第一歩ですが、ネット環境が無い生産者は情報を入手することが難しくなっています。農業普及部としてはいろいろな機会をとらえて正確な情報を提供し、生産者自身の安全は勿論、生産物の安全性・信頼度をさらに高めて有利販売に繋げていきたいと考えています。
【研修会で講義を行う農業普及部担当者】
松江・八束くにびきキャベツ部会等が(株)サラダクラブを視察
平成30年11月27日(火)、揖屋干拓営農協議会と松江・八束くにびきキャベツ部会の合同視察として、加工用キャベツの出荷先である(株)サラダクラブ三原工場(広島県三原市)を視察し、生産者は計画出荷・収量確保・品質向上の認識を新たにしました。
松江・八束くにびきキャベツ部会は、契約的取引率の向上を目指し、(株)サラダクラブとの取引を行っており、平成29年度は約110tを加工用キャベツとして出荷しています。
当部会が、2018サラダクラブ産地表彰において、最優秀産地賞を受賞したことから、この度、生産者23名が加工現場を視察しました。
会社担当者からは、基本規格5~6玉/10kg、入荷時の評価項目は、(1)ふんわり感(体積)(2)臭気(3)噛んだ時のジューシーさなど商品管理に関する会社の考え方の説明があり、改めて品質管理の必要性を再確認したところです。
また、加工ラインでは、入室時に、キャップ・全身つなぎ・マスク・手袋・スリッパを装着し、手洗い・全身エアー・粘着ローラー等による厳重な衛生管理を経験できました。
生産者は、実際に自分が生産したキャベツが加工ラインを経て「カット野菜」として多くの消費者へ届く姿をイメージできたことから、計画的な出荷、収量確保と品質向上の思いを新たにしました。
【(株)サラダクラブの理念・商品管理状況を聞く生産者】
フレッシュあぐりセミナー(農業士・若手農業者等合同視察研修会)を開催
11月21日、松江市農業士会と若手農業者等の合同視察研修会を開催しました。
今回は、「農業の法人化」をテーマに鳥取県西部(境港市、南部町)の3法人を視察し、いずれも鳥取県の特産物である白ねぎを経営に組み込んだ先進事例について学びながら交流しました。
今年度で6回目となる本セミナーは、管内の農業士と若手農業者の資質向上と交流を深めることとを目的として、松江地域農業再生協議会担い手部会が企画運営しています。
今回は、農業士4名、雇用就農者5名含む新規就農者10名(うち県立農林大学校OB5名)、関係機関6名と総勢20名が参加しました。
当日は、「農業の法人化」を学ぶため、鳥取県中海干拓地の野菜大規模経営農業法人、境港市の白ねぎ専作農業法人、及び今春農事組合法人から株式会社に移行した南部町の集落営農法人を視察しました。
境港市の事例は、家族経営を株式会社化して9haの白ねぎ専作経営を行い、32歳の社長は、後継者育成に積極的に関わり、市の農業委員でもありました。法人化については、新たな経費も発生するが、家族が厚生年金に加入できて安心して働けること、従業員の自覚が高まったことをアドバイスいただきました。
南部町の事例では、30歳の息子さんが社長を後継し、100年続く企業を目指して従事分量配当でなく、他産業並みの給与制で若い人材を育成している話を、農事組合法人時の代表(現社長の父であり、現指導農業士)からお聞きしました。
視察参加者は、松江市とは中海を挟んで、いずれも車で1時間弱で行けるところに、このような先進的な考えで農業に取り組んでいる人たちがいることに感心するとともに、何か参考にできないか盛んに質問をしていました。
普及部としても関係機関と協力して、県立農林大学校OB等の新規就農者と地元の大先輩である農業士が一緒に訪問する機会を今後企画していくこととしています。
【白ねぎ専作農業法人訪問】
【集落営農型株式会社訪問】
「美味しまね認証」を消費者へPRしました(松江市農林水産祭)
平成30年10月28日(日)、松江市農林水産祭が松江総合運動公園中央広場を会場に開催されました。松江地域GAP推進協議会(JA、松江市、東部農林振興センター)では、パネル展示と「しまねっこ」オンステージでの紹介を行い、「美味しまね認証」を広く消費者へPRしました。
今年度の松江市農林水産祭は、秋晴れに恵まれて約3万人の来場者を迎えて盛況の中、開催されました。
松江地域GAP推進協議会(平成30年度設立)では、「美味しまね認証制度」を消費者へ広くPRすることを目的に、パネル展示ブース設置、「しまねっこ」オンステージでの紹介を行いました。
現在、松江市では、11の個人・団体が「美味しまね認証」の認証を受けており、このうち松江農林高校のブースの一角の美味しまね認証品(ホウレンソウ等のハウス野菜)販売コーナーでは長い行列が出来て早々に売り切れとなりました。
パネル展示ブースは、認証団体である松江農林高校の隣接テントに設置し、制度概要・認証マーク・認証者・認証品等をパネル・ハッピ・ノボリ等により来場者へ伝えました。
また、「しまねっこ」オンステージは、11時・13時の2回、松江市・松江農業普及部担当者と松江農林高校生の合計4名が登壇し、「しまねっこ」とスタッフの協力を得ながら、子供連れ家族を中心とした客席の来場者に対して制度概要を笑顔で伝えました。
今後も、会合・イベント等において、生産者・消費者等に対して広くPR活動を行うこととしています。
松江農林高校の認証野菜は大人気
隣接ブースでパネル展示PR
「しまねっこ」と一緒にステージPR
お問い合わせ先
東部農林水産振興センター
島根県東部農林水産振興センター 〒690-0011 島根県松江市東津田町1741-1 TEL: 0852-32-5638/FAX: 0852-32-5643 e-mail: tobu-noshin@pref.shimane.lg.jp **************************************** 安来農業部(島根県安来市穂日島町303) 松江家畜衛生部(島根県松江市東出雲町錦浜474-2) 出雲家畜衛生部(島根県出雲市神西沖町918-4) 雲南事務所(島根県雲南市木次町里方531-1) 出雲事務所(島根県出雲市大津町1139)