平成３０年９月２１日に松江市の干し柿（あんぽ柿）生産者１６名を対象に｢衛生管理研修会｣を２会場で開催し、昨年産の課題を踏まえて、衛生管理の徹底並びに商品率向上について確認しました。

　松江市あんぽ柿部会（３４名）は、安心・安全な干し柿づくりを目指し、毎年加工シー
ズン前に｢衛生管理研修会｣を開催しており、講師をＪＡしまねくにびき地区本部、農業技
術センターおよび当農業普及部が務めました。

　始めに、柿の生育状況と当面の管理、原料の生産場面で問題となっている発芽不良や樹
上軟果にかかる管内での取り組みについて情報提供しました。

　次に、昨年産のあんぽ柿での規格外品・廃棄品の発生状況を振り返り、「液だれ」「黒
斑・黒変」等について原因や対策を確認しました。その上で、衛生管理の留意点や異物混
入対策等基本的なことについて再確認しました。

　生産者からは、粉ふきの発生条件・防止対策等についての質問が活発に寄せられ、出荷
量・商品率の向上と衛生管理の徹底に対する意識の高さがうかがえました。

　今年産のあんぽ柿生産計画は１７万個です。当農業普及としては、高品質な松江の干し
柿がしっかり消費者に届き、生産者の所得向上に結びつくように支援していきます。

　【大庭会場】