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H31年産の平田の柿の高品質安定生産に向けた研修会を開催

 

 JAしまね平田柿部会では31年産の柿栽培に向けて、収量と品質の維持・向上を図るために防除研修会を開催しました。まず、31年産の防除暦について30年産の防除を振り返り、課題として上がった

1.環境に配慮した農薬使用

2.果実肥大期の「ヘタムシ」、「ハマキムシ」による果実・葉への被害

3.夏場の高温時に散布した農薬による枝・葉への薬害

以上3つの課題を中心に、使用する農薬の見直し等を行い、改善した内容を当普及部から説明し、関係機関含め確認しました。

 また、本年は暖冬傾向で、春先の霜害が懸念されるため、霜害の発生条件と3つの対策方法「改良燃焼法」「散水氷結法」「送風法」を説明し、注意喚起を促しました。

 最後に、農業技術センターから「今年度のカキ(害)虫発生と交信攪乱によるフジコナカイガラムシの防除」について説明がありました。この中でフジコナカイガラムシの交信攪乱による防除試験の結果が示され、試験区のハウスの被害果率が0.6%と最も低く(対照区はハウスの被害果率11.2%、露地の被害果率7.6%)、高い防除効果に参加者は真剣に耳を傾けていました。終了後には多くの質問・意見が出て、大変有意義な研修会となりました。

 現在、平田柿部会では剪定作業が終盤を迎えており、4月の定期総会が開催されると、31年産の栽培が本格的に始まります。

 今後も当普及部では、31年産の収量向上と高品質な果実生産に向けて、関係機関と協力し、支援を続けていきます。


お問い合わせ先

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島根県東部農林水産振興センター 
  〒690-0011 島根県松江市東津田町1741-1
  TEL: 0852-32-5638/FAX: 0852-32-5643
  e-mail: tobu-noshin@pref.shimane.lg.jp

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