「どげでも守ろう!いずもぶどう」~産地再生プランを策定~
出雲市のぶどうは県内最大の産地ですが、従事者の高齢化、労力不足、資材の高騰等の課題があります。いずもぶどう部会では、今後の産地の維持・発展のため再生プランを策定しました。
いずもぶどう産地再生プランは(1)単収の増加、(2)単価の向上、(3)経費の軽減(省力化)、(4)新規就農者の確保・規模拡大、(5)重作業委託者の組織化・法人化の5つの大課題とその下の24の小課題に整理されています。
各課題に対する役割分担を、部会組織の技術部、女性部、青年部等に明確化し、分科会方式で検討を進めてきました。
青年部でも、分担された課題に対し検討を進め、3月1日の総会で、進捗状況の共有・報告および意見交換がされました。その概要(一部抜粋)が以下となります。
1.販売戦略分科会
1)5月出荷デラウェアの安定化→ハウス被覆時期促進の呼びかけと所得向上研修会開催
2)島根(出雲)のぶどうの認知度向上手段の検討
2.デラウェアとシャインマスカットの両立分科会
1)労働時間を記録し、可視・効率化→営農モデル作成や雇用時期の参考に
2)省力化技術の相互研修(優良園視察、技術共有)
3.新規就農分科会
1)定住財団、しまね農業振興公社等を通じ、就農へ部会も積極関与
→青年部員も積極的に産業体験、就農前研修の受入実施へ
2)農家子弟へのアプローチの方法も併せて検討
4.期間労働力の確保分科会
1)依頼希望作業のアンケートから、求人・求職の調整を実施
5.組織化・法人化分科会
1)青年部で行っているハウスビニル張り等の作業班活動を効率化
→バラバラだったビニル張り要望の時期を事前に受託調整
ぶどう部会一丸となった取り組みを、JA、出雲市、県は積極的に支援しています。
写真1総会の様子
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