県議会答弁:令和5年9月定例会(白石議員質問分)令和5年9月14日
(議員質問)
教育現場でも同様に、キーフレーズの意味するところを生かし、「子ども1人ひとりが、自分は大切な存在なんだ」と実感できるような接し方を実践していただきたいが、所見を伺う。
(教育長答弁)
キーフレーズの「誰もが、誰かの、たからもの」と同様の内容は、令和4年12月に改訂された生徒指導に関する学校向けの基本書である「生徒指導提要」においても、学校生活のあらゆる場面で、「自分も一人の人間として大切にされている」という自己存在感を、児童生徒が感受することが大切であるとされています。
また、失敗を恐れない、間違いや、できないことを笑わない、むしろ、なぜそう思ったのか、どうすればできるようになるのかを、児童生徒も含めた皆で考える支持的で創造的な学級づくりが必要であるとされています。
「人とのつながり、あたたかさ」や、「優しく包み、そっと背中を押す」という文章のように、お互いの個性や多様性を認め合い、励まし合い、支え合うことで、学校が子どもたちにとって安心できる環境となるような取組が行われております。
例えば、教職員が子どもたちの名前を呼んで挨拶をすることで、自分にかけられている言葉として受け止めることができ、一対一の向かい合った人間関係を作ることにつながります。
このことは、相手を尊重し、時間を共有すること、相手の存在を認め合うことの第一歩につながるものであります。
こういった、キーフレーズのもつ意味合いを、教職員がしっかりと理解し、子どもたち自身が「自分は誰かのたからもの」であること、「誰もが自分のたからもの」であることを実感できる教育活動を展開するよう、校長会や管理職研修等を通じて推進してまいります。
この他、研修資料や刊行物にキーフレーズなどを掲載し、多くの教職員や児童生徒の目に届くようにしてまいります。
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