県議会答弁:令和8年6月定例会(嘉本議員質問分)令和8年6月16日
(議員質問)
しまねの歴史・伝統・文化を守り、発展させるための調査活動と広報活動の課題と今後の取組について伺う。
(教育長答弁)
本県には、古くから受け継がれてきた歴史・文化が数多く残っておりまして、これらは、国内外の観光客にとっても、魅力的な観光資源であると考えております。
しかしながら、その数が膨大であるといったことから調査研究が及んでない面がありまして、地域や分野によっては、まだその価値が明らかになっていないこと、また、調査研究は行っているもののその成果が伝わっておらず、地域の方々の身近にある歴史文化の価値や魅力が十分に知られていない、という状況がございます。
今後は、市町村とも連携をいたしまして、滅失の恐れのあるものを優先するなどして調査研究を進め、その成果をわかりやすく、親しみやすい形で県内外に広く発信していくことで、観光資源や地域資源としての活用に繋げていくとともに、地域の方々の郷土への愛着が深まり、貴重な島根の歴史・伝統・文化を次の世代に継承する機運が醸成されるように取り組んでまいります。
(議員質問)
来年2027年、古代出雲歴史博物館は開館20周年を迎える。今後どのようにしまねの歴史・伝統・文化を守り、発展させるための調査活動と広報活動に活かす考えか伺う。
(教育長答弁)
古代出雲歴史博物館は平成19年に開館し、来年3月に開館20周年を迎えます。
これに先立ちまして、天井の耐震改修工事等を行うとともに、展示室につきまして、外国人観光客の誘客や国内外への情報発信を強化するための神話を素材とした映像の多言語化、学校でのふるさと教育や、生涯学習で利用しやすくするための年代順の展示構成への変更、出雲・石見・隠岐の伝統芸能を紹介するコーナーの設置などのリニューアルを行っているところでございます。
リニューアルオープンは10月1日の予定でありまして、その後は、10月9日から開催いたしますリニューアル記念特別展「その後のヲロチとスサノヲ」を皮切りとしまして、来年3月からは、開館20周年記念企画展「しまねの鋳物」を、7月からは石見銀山発見500年・世界遺産登録20周年記念特別展「大銀山展」を開催する予定としております。
古代出雲歴史博物館は、展示や資料の収集保管を主な役割としつつ、古代文化センターとともに県内の研究の一翼を担っております。
本県では、主たる研究機関であります古代文化センターで一定期間、調査研究を行い、その上で、古代出雲歴史博物館におきまして、その調査研究成果を分かりやすく発信するといった、研究成果と連動した展示を行っておりまして、このことは全国的に見ても特色ある取組となっております。
今後は、こうした調査研究と展示を担当する両機関の連携をさらに強化いたしまして、島根の歴史・伝統・文化について、充実した分かりやすい情報発信と歴史文化遺産の活用を通した地域の魅力発信にも努めてまいります。
(議員質問)
2033年は出雲国風土記が編纂されて1300年となる。この記念すべき年に向けた考えを伺う。
(教育長答弁)
出雲国風土記につきましては、先ほど議員からもご紹介がありましたように、本県固有の貴重な歴史史料でございます。
また、観光振興や地域活性化に資する重要な地域資源でもありますので、編纂1300年を迎える令和15年は、本県にとっても重要な節目となる年であると考えております。
古代文化センターでは、平成4年の開設当初から、編纂当時の出雲国風土記を復元する研究を進めておりまして、これまでの研究の集大成として、令和3年度には「出雲国風土記地図・写本編」、4年度には「校訂・注釈編」を刊行しております。
現在、令和15年に向け、新たな調査研究に取り組んでいるほか、昨年度からは、出雲国風土記をPRする動画を作成・配信し、機運醸成を図っているところでございます。
出雲国風土記編纂1300年に向けて、さらに研究を深め、島根の歴史文化の魅力を国内外に向けて積極的に発信していくとともに、今後、関係部局や市町村とも相談をいたしまして、どういったことができるか、考えてまいりたいと思います。
お問い合わせ先
島根県教育委員会
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