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県議会答弁:令和6年6月定例会(池田議員質問分)令和6年6月18日

(議員質問)

 先生は子供たちになくてはならない「聖職」であると思う。学校の先生は誇りと愛情を持って子供たちと接することができる、尊い立場の人であることを自他ともに認めることが、まずは必要であると思うが、所見を伺う。

 

(教育長答弁)

 教員は、学校教育において、児童生徒の人格形成を担う崇高な使命をもっています。
一方で、現在の教員の働き方の状況を見ますと、多岐にわたる業務に追われ、子どもたち一人ひとりに向き合う時間が十分に確保できていない状況にあり、最優先の課題の一つとして働き方改革を進めております。
昨年12月には、保護者や県民の皆様に向け、市町村の教育委員会と一緒になって、教員が子どもたち一人ひとりに丁寧に向きあえる環境を整えるために、ご協力いただきたいことを共同メッセージとして発表しました。
増え続けている教員の業務を働き方改革によりスリム化することで、教員が今まで以上に子どもたち一人ひとりに向き合って指導や支援を行うことが可能となり、ひいては、教員自身の教職へのやりがいや使命感、誇りなどがより高まっていくものと考えます。
また、教員が一生懸命に子どもたちと向き合って教育する姿を保護者や地域の方々に知っていただくことで、教職が社会に重要な職業であるという認識につながります。
先に述べました共同メッセージを受けて、学校現場からは、学校への勤務時間外の電話を保護者が遠慮されたり、地域の方々が自ら進んで学校行事への協力を申し出られたりすることが多くなったと伺っております。
こうしたことにより、教員と保護者、地域の方々が互いに理解・協力し、子どもたちにとってより居心地の良い環境での教育の実現につながっていくものと考えます。
また、令和4年度から優秀指導者表彰制度を新たに創設するなど、教科指導や部活動等において優れた功績のあった教員を積極的に顕彰したり、国の表彰制度に推薦したりしております。
これらの取組は、教員自らの教職への誇りをより高め、周囲の教員にとっても憧れや目標としてさらなる研鑽を積むことにつながると考えます。
このように真摯に、そして生き生きと子どもたちと向き合い教育を実践している教員の姿を、普段、教員と接する機会の少ない県民の皆様に対しても広くご理解いただけるよう様々な媒体や手段・手法を使って広報してまいります。
 


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