（議員質問）

　島根大学新学部に関する高校生へのＰＲや高大連携の推進、県内就職につなげていくための取組について伺う。

（教育長答弁）

　県教育委員会では、島根大学、島根県立大学と高大連携に関する協定を締結しており、大学の特色ある教育研究に触れる機会の提供など、大学の知見を生かした、生徒の学びの充実を図り、進路選択の幅が拡がるよう連携・交流を進めております。
こうした高大連携を効果的に進めるために、全ての普通科高校に主幹教諭を加配し、学力向上のために授業を改善することや、地域と協働し、学校の特色を生かした探究学習を推進すること、県内大学を理解し、身近に意識できるよう、進路指導体制を強化することなどに取り組んでおります。
一部の専門高校には、理数教科の教員を加配し、大学進学を目指せる学力の育成により、進路選択の幅を拡げる取組を行っております。
また、今年度からは、島根大学の材料エネルギー学部を含めた、理系学部との連携強化のため、高大連携推進員を増員いたしました。この高大連携推進員を通じて、全校の生徒たちを対象に、材料エネルギー学部の学びや研究はどういったものかなど、生徒の学部への理解が深まるよう取り組んでまいります。
今後、今年度の入学生が、２年生、３年生へと進んでいく姿や、卒業時の進路の状況などを注視しながら、連携を進めてまいります。