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県議会答弁:令和5年2月定例会(白石議員質問分)令和5年2月16日

(議員質問)

 島根の教育に対する教育長の思いを伺う。

 

(教育長答弁) 

 島根創生計画の冒頭にある「笑顔あふれしまね暮らし」宣言では、「島根には、自然と歴史の中で営んできた、人々の豊かな暮らしがあります。」と始まり、「この人間らしい、温もりのある暮らしを、ここで営み続けたい。未来の子どもたちへ、大切に贈り届けたい。日本中の多くの人へ、島根にしかない暮らしを知ってもらいたい。」と結んでおります。

 子どもたちには、この宣言にあるような暮らしを、この島根にしかない、人間らしい、温もりのある暮らしを知ってもらいたい。そういう暮らしができる島根で育ったということを、大切にしてほしいと思います。

 島根の教育の大きな特色は、子どもたちが人から直接学ぶことにあると私は思っています。「人からの直接の学び」とは、実社会にいる人に直に触れ、直接、その人の人生や経験・知識、取り巻く社会を学ぶ、つまり、生の「人の暮らし」に触れることができる学びということであります。

 この学びは、県内公立学校の「ふるさと教育」や「地域課題解決型学習」で実践されています。こうした学びと学校の教科で学んだことを結び付けることで、子どもたちが、将来、実社会で生きるために必要な力が育まれ、ふるさと島根への愛着や誇りだけでなく、育った地域の将来に関わり、支えたいという思いも醸成しています。

 また、令和7年度から予定している高等学校入学者選抜試験における総合選抜では、各高等学校は、生徒募集において、求める生徒像に基づいた要件を設定し、中学生は目的意識を持って、多様な選択肢の中から、主体的に高等学校を選択することになります。

 議員がお取り上げになった「夢ゼミ」の取組を好事例として、中学生段階から、主体性を持った将来設計をすることが大切ですし、将来を考えてみること自体も、大いなる学びであります。入試制度の改善を機に、そのような動きが大きくなっていくだろうと思っております。

 こうした、島根の特色ある教育を通じて、自分たちが育った地域について子どもの頃から学び、島根の未来を考え、将来の自分の役割に思いを馳せる。その結果として、島根に住み続けたい、一旦県外に出ても、島根に戻り貢献したいと思う若者が、もっと増えることを期待しています。

 

 


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