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県議会答弁:令和5年2月定例会(嘉本議員質問分)令和5年2月16日

(議員質問)

 竹島に関する今後の教育と啓発活動の充実について、伺う。

 

(教育長答弁)

 議員がお取り上げになった中学生作文コンクールで、今年度の教育長賞を受賞した出雲市立佐田中学校の北尾さんの作品には、北海道根室市を訪問し、4日間研修を受けたことで、これまでも行っていた父親との領土問題についての会話内容が変化していったこと、北方領土について父親にクイズを出した時、父親からの疑問に対して、自信を持って答えることができず、知識の浅さを実感したことなどが書かれていました。

 北尾さんは、父親との会話から、正確な知識を身に付けることの大切さを知り、竹島についても、しっかりと理解しようと、竹島資料館を訪問したり、隠岐に住む友人にも連絡したりしながら、竹島の領土問題についての知識を深めていきました。

 私は、北尾さんが竹島について深く学習していくきっかけとなった「家族との会話」が、竹島問題に対する県民の関心を高める方法の一つだと考えております。

 子どもたちが竹島について学習したことを家族等に伝えることで、そして話題にすることで、子どもたちの理解がより深まるとともに、大人の学び直しの機会となり、竹島問題解決の気運を高めていくことにつながっていくのではないかと考えております。

 今後、入賞した生徒のみなさんの作文を作文集にして、全ての中学校、義務教育学校に配付するとともに、竹島問題に関する学習の工夫改善について検討してまいります。

 

 

(議員質問)

 島根県では、しまね数リンピック、科学の甲子園、スーパーサイエンスハイスクール事業などを行い、算数、数学や理科に対する児童生徒の関心を高める取組などを通じて理数教育のレベルアップを図っている。また、島根県英語教育改善プランをもとに、小中高等学校における取組を進めているが、これまでの客観的な実績と成果を伺うとともに、世界で活躍できる若者の育成に向けた今後の取組について、伺う。

 

(教育長答弁:抜粋)

 今後の取組としては、小中学校等においては「しまねの学力育成プロジェクト」を、高等学校においては「STEAM教育特化型プロジェクト」を引き続き推進してまいります。これらの理数教育の取組や普段の授業改善などにより、子どもたちが、根拠を持って筋道を立てて考える論理的な思考力や、これからの社会を生きる力を身に付けていってほしいと考えております。

 先般の県の学力調査の結果では、自分の考えを言葉で表現できていないという特徴が出ております。自分の言葉で説明する、あるいは尋ねる、といった「自分の言葉化」が、思考過程を整理し、理解を深め、次の問題への意欲を持たせることにつながります。明日を待たず、今日の授業から自分の考えを語尾までしっかりと話すこと、書くことを、繰り返し指導するように求めています。

 令和7年度から島根県公立高等学校入学者選抜制度を改善する予定です。新しく導入する総合選抜では、各高等学校は、生徒募集において求める生徒像に基づいた要件を設定し、また、中学生は、目的意識を持って、多様な選択肢の中から、主体的に高等学校を選択することになります。

 高校入試や大学入試においては、従来は、全ての教科でバランス良く学力を有すること、特に苦手な教科がないことが、希望を叶える一般的な道でありましたが、現在では、好きなことや得意な分野を伸ばすことで進路の選択肢が拡がり、自分の希望を叶えることができるような新たな入試制度が増えてきています。本県の公立高等学校の入学者選抜においても、こうした制度を導入することが、世界で活躍できる若者の育成につながるものと考えています。

 

 

(議員質問)

 小中高等学校まで育んできた児童生徒たちが、県内の高等教育機関での学びや研究の内容を知り、興味・関心を持つことで、大きな視野をもって進路選択をしてもらい、ふるさと島根に貢献してもらうことも大切である。島根大学、県立大学との高大連携の状況と今後の取組について、伺う。

 

(教育長答弁)

 県教育委員会では、島根大学、県立大学の両大学と、大学での専門的な教育・研究に触れる機会の提供など、大学の知見を生かした学びの充実や、生徒たちが取組を通して、進路選択の幅が拡がるよう連携・交流を進めております。

 こうした高大連携を効果的に進めるため、県内大学のキャンパスが所在する松江、出雲、浜田に高大連携推進員を配置し、それぞれが、全県の生徒たちを対象に、大学での学びや研究はどういったものか、大学の入試が近年どのように変わってきたかなど、生徒たちが県内大学への理解・関心を深める取組を行っております。

 また、普通科高校には、主幹教諭を配置し、入試に適応した学力の底上げや、進路指導体制の強化を図っております。一部の専門高校には、理数教科の教員を配置し、大学進学を目指せる学力の育成により、進路選択の幅を拡げる機会の充実を図っております。

 今年度、すでに試験結果が出ております県内大学のいわゆる特別選抜入試、共通テストを課さない総合型選抜及び学校推薦選抜のことでございますが、この受験・合格の状況を申し上げますと、県立高校全体では、集計を始めた二年前と比較して、受験者は、348人が396人となり、48人の増、合格者は、218人が244人となり、26人の増となっております。中でも、専門高校では、受験者は、53人が103人となり、50人の増、合格者は、36人が65人となり、29人の増となるなど、県立高校から県内大学を目指す生徒は増加しており、これまでの学力育成や、県内大学との連携による取組により、高校生の県内大学で学びたいという興味や選択肢が拡がったという効果が、まだまだ兆しではありますが、出始めているものと感じております。

 こうした高大連携の取組をより充実するため、島根大学の新学部をはじめとする理系学部との連携強化のための高大連携推進員の追加配置や、高校1・2年生が大学を訪問して、大学での学びや研究を知る機会の拡充など、その魅力や雰囲気をより身近に感じてもらうための予算を今議会に提案しております。

 今後とも、県内大学との連携を着実に進め、全ての生徒に、県内大学での学びの内容や魅力などを伝えることで、大学への進学を希望する生徒の進路選択の幅を拡げ、生徒一人ひとりの進路希望が実現するよう、しっかりと取り組んでまいります。

 

 


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