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県議会答弁:令和3年9月定例会(嘉本議員質問分)令和3年9月16日

(議員質問)

 新教育長としての抱負を伺う。また、世界へ羽ばたく人材と地域へ羽ばたく人材をどのように育てていくのか考えを伺う。

 

(教育長答弁)

 島根創生計画に掲げる「人づくり」は、島根に住む若者を増やし、その若者が、生産や消費といった経済活動だけでなく、地域の活力の源になることをそのゴールとしています。

 そのために、若者が家と職場の往復だけでなく、まず、スポーツ、文化活動、国際交流などで、街に出て人と関わることから始め、ボランティア活動や社会貢献活動を行うことで社会と関わることへ、そして、地域づくりに参加し、地域の課題に真剣に向き合うことを目指しています。

 私は、子どもたちが、小学校のふるさと教育で、身近な地域から島根全体まで、歴史、文化、産業、人物などをよく知り、体験する。そして、中学校でのふるさと教育や、高校での課題解決型学習では、地域にどんな課題があるのかを知り、自分が将来、どんな立ち位置で、どんな役割を果たすのかなどに思いを馳せる、といったことを進めていきたいと考えています。

 その結果、まずは、どこに住んでいようとも、自分の住んでいる地域の人々とかかわりを持ち、地域社会に貢献する人に育ってほしいと思います。

 この学びの素材が島根であること、とりあげる地域課題が身近なものであることで学習効果を高め、その上で、結果として、島根を愛し、島根に住み続けたい、一旦県外に出ても島根に戻ってきたい、と思う若者がもっと、もっと増えることを期待しています。

 更に、視野を拡げ、島根を拠点に様々な世界において県外、海外で活躍する若者も出てきてほしいと思います。

 そのためには、子どもたちの将来の選択肢を拡げ、そして希望する道に進むために必要な関心や学力を身につけさせることを、学校だけでなく、家庭や地域の御理解、御協力をいただきながら進めていきたいと考えています。

 島根創生計画が描く将来像「人口減少に打ち勝ち、笑顔で暮らせる島根」の実現のため、教育行政の果たすべき役割は大きいと思います。私なりに全力で取り組んでまいります。

 


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