議決第42号
(小池保健体育課長)
議決第42号島根県スポーツ振興計画の改訂についてお諮りする。
前回の教育委員会会議で提案させていただいたが、内容についてご意見をいだだき、継続審議となったため、このたび、改めて議決事項として提案する。
資料2の1は前回説明しているので、説明は省略させていただきたい。2の2のところで、子どもだけでのボウリング場への入館を禁止しているのは何故かという質問があったが、ボウリングそのものではなく、ボウリング場に併設しているゲームコーナーなどが、小学生、中学生が単独で行くところとしてはふさわしくないということから、各市町村で禁止しているのではなかろうかということである。
前回の教育委員会会議の中で、別冊の島根県スポーツ振興計画の改訂版案について、安藤委員から研修をしっかりやらなくてはいけない、あるいは障害のある者に対する配慮が必要、あるいは中学生の女子がなかなか運動しないことに対する対応も必要ではないかという様々なご意見をいただいた。また、教育長からは、スポーツは体力あるいは健康面だけではなくて、人格形成にも非常に大きな意義を持っているという趣旨の意見があった。そういった意見を踏まえ、修正させていただいている箇所が、別冊の5ページのアンダーラインのところである。
まず、1番の生涯スポーツはどうして必要なのかというところであるが、生涯にわたって健康の増進、体力の向上に効果的であることはもちろんのこと、気力、勇気を養い、集中力を身につける、あるいは思考力を高めることで、単に健康面だけではなく、生涯にわたって取り組んでいく必要があるということを書き加えたところである。
それから、3番の「生きる力」の基となるという表現、あるいは協調性やコミュニケーション能力、規範意識やリーダーシップ等、スポーツの効能がもっと様々にあるんだということを表現している。最後のところで、スポーツを通じて全人格的な健全育成が図れるということを記載している。その下の囲みのところであるが、子どもは発達段階によって、いろいろな障害を持った子もいるし、なかなかスポーツのできない子もいる。中学生の女子のようにスポーツ環境の整っていない場合もある。そういった発達段階にある様々な子どもたちについても、個に応じた指導を学校、地域でやっていく必要があるのではないかという表現を加えている。これは計画の基本的視点というところで修正した点である。
もう1点は、別冊の22ページである。教育長から、「改善」という表現を改めるべきであるとの意見があったので、「サービスの向上」あるいは「効率的な管理運営の推進」という表現に改めたいと思っている。
(安藤委員)
いろいろな思いを入れてもらったが、先ほど説明があったように、基本的視点のところは一番大事だと思う。スポーツというと、本当に狭い範囲で捉えられがちであるが、教育がすごく関わっているという部分をたくさん織り込むことが大事ではないかということで、意見を言わせてもらったところである。行政的な文章で気になるところもあるが、それについては今後も意見を言っていきたいと思う。
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