報告第88号
○音田総務課長
報告第88号平成20年度2月補正予算案についてご報告する。
前回は経済対策ということで増額であったが、今回は全体としてはマイナスである。最近は予算節減の努力をしており、合計11億286万円減の補正予算である。
内訳は教職員の給与費が4億2,100万円余、その他が6億8,100万円余である。総務課は2億8,900万円余の減額である。この中身は、特に退職手当等の実績の減である。義務教育国庫負担金返還は19年度の国の精算があったことによる減である。
続いて教育施設課は1億2,000万円余の減である。主として、工事の入札減である。なお、教育財産維持管理費は5,000万円ほど増やしている。最近はなかなか要望に応えていけない状況になってきているが、法定で整備しないといけないものや、安全上どうしてもやらなければいけないものを優先してやってきている。要望は6、7倍という状況であるが、その中で安全上早くやらなければいけないものについて実施したいということで、ここは増額させてもらった。
高校教育課は、3,700万円余の減である。職員旅費実績減は、自家用車の公務使用が多かったということが主な要因である。また、非常勤講師等報酬の実績減は、これだけ不要であったということである。特別支援学校就学奨励費は、給食数の減等により減になる。一方、県立学校光熱水費は油代の高騰、電気料金等の値上げがあり、逆に増であった。
義務教育課であるが、1億8,800万円余の減である。旅費は先ほどと同じように自家用車の公務使用が多かったことによる減である。スクールサポート事業は、30人学級を選択されたところが多かったということもあり、減となっている。非常勤講師等報酬の減は先ほどと同じく実績減である。それから、学力改善推進事業は国の事業であり、国からの補助金がこれだけ減ってきたということでマイナスである。豊かな体験活動については、実施校が大変少なかったということもあり、減である。
それから、保健体育課は2,700万円余の減であるが、これは国民体育大会の選手派遣等の実績減である。
生涯学習課であるが、4,700万円余の減である。放課後子ども教室推進事業の実績減は、教室の開催数が実績でこれだけ少なかったということである。学校支援地域本部事業は国の10分の10の事業であるが、これも開始時期が遅かった等の理由により、減を生じている。
続いて文化財課であるが、1億8,900万円余の減である。歴史遺産保存整備事業の減、埋蔵文化財発掘調査受託事業の実績減、ここが金額が大きいわけだが、これは入札での減等である。それから、逆に増では、古代出雲歴史博物館管理運営事業の増である。これは指定管理をしており、入館者が想定する人数より増えると、増えた分の一部を還元して指定管理業務の業者に与え、また頑張ってもらうというシステムをとっている。今回は30万人の入館者となり、これだけの金額を増として指定管理業者に与えるということである。
福利課は大きな減になっているが、これは教職員住宅を19年度に一般財源で償還しており、予算が通っていたため、その精算である。
○北島委員
古代出雲歴史博物館の増額のところで、入館者が多いと指定業者へ還元するという説明だったが、反対のことはあり得るのか。
○音田総務課長
入館者数が下回った場合も同じ計算式により、20%減らすことになる。上回った場合も同様に、全額ではなく20%増やすということになっている。
○藤原教育長
ちなみに今年度は出雲大社の本殿公開の効果で、8月の入館者数が目標より5万人多かった。
○松本総務課予算経理グループリーダー
指定管理者が入館者目標数を立てている。文化財課で調べた入館実績は、4〜7月は目標に達していなかったが、8月は3万5,000人を予定していたところ8万人の入館者があった。そこで目標を大幅に上回り、年間の目標数も上回る大変良い結果となった。
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