報告第5号
(河原高校教育課長)
報告第5号平成20年度読書活動優秀実践校・図書館・団体(者)文部科学大臣表彰についてご報告する。文部科学大臣表彰の趣旨であるが、積極的な読書活動、すぐれた読書活動を行っている学校と団体に対して文部科学大臣が表彰を行うものである。
高校関係として、三刀屋高校が高校では初めて受賞した。総合学科への転換とともに、特に学習活動、特別活動と図書館のタイアップを積極的に進め、特に調べ学習や課題研究、選択科目等で図書館の活性化に取り組んでいる。昨年の秋には中国地区の大会でこれらの取組について発表し、大変好評を得たと聞いている。
(秋利義務教育課長)
義務教育課分では、東出雲町立東出雲中学校と飯南町立赤来中学校である。東出雲、飯南両町とも、町を挙げて学校図書館、読書に取り組んでおられ、東出雲中学校については、平成18年度から学校図書館に司書を配置され、効果、成果が上がっており、読書量も随分増えてきたということである。それから、赤来中学校についても、19年度には県の図書館教育研究大会を開催し、2教室を統合した学校図書館を完成させ、学校図書館を活用した教科等の学習、実践研究に取り組んでおり、成果を上げている。
これまで小学校が特に多く優秀実践校として受賞しているが、今回受賞の2校は中学校であり、中学校においても読書活動が進んでいるということは良いことだと感じている。
(鴨木生涯学習課長)
優秀実践図書館として松江市立図書館が大臣表彰を受ける。松江市立図書館は昭和61年6月開館である。ボランティアの養成に非常に熱心に取り組んでおり、図書館の講座でボランティアを養成し、その講座を受講された方がまた活動を展開していくということをやっている。さらに、中学生を対象にボランティア事業に取り組んでいる。例えば中学生に実際にバックヤードに入ってもらって蔵書の整理などをしてもらうということにも取り組んでいらっしゃる。そういった実践が顕著だということで、このたび表彰されることとなった。
優秀実践団体としては、隠岐の島町のおはなしの部屋という団体が表彰を受ける。昭和59年発足であるが、当時の公民館図書室の開設にあわせて住民グループの活動が始まったということである。大変熱心な活動をされ、その活動が一つのきっかけになり、平成11年には町立図書館が開館した。町立図書館の開設に向けて住民の皆さんの機運の醸成などを図られたということである。そのような活動が顕著であるということでこのたびの表彰となった。4月23日は子ども読書の日であり、この日に東京で表彰が行われることとなっている。
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