本県の性感染症 (STD) の 2013 （ H25 ）年以降の 10 年間の年次別患者数推移を見ると、 2013(H25) 年は 242 件であったものが、 2014(H26) 年は 234 件、 2015 （ H27 ）年は 250 件、 2016 （ H28 ）年は 244 件、 2017 （Ｈ 29 ）年は 224 件、 2018 （Ｈ 30 ）年は 184 件、 2019 （Ｈ 31 ）年は 260 件、 2020 （ R2 ）年は 294 件、 2021 （ R3 ）年は 236 件、 2022 （ R4 ）年は 211 件であった。この 10 年間では、 2020 年に若干多かったが、性感染症の報告数には大きな変動は認められなかった。
　本年の STD の内訳は、性器クラミジア感染症 135 件（ 64.0 ％）、性器ヘルペスウイルス感染症 12 件（ 5.7 ％）、尖形コンジローマ 11 件（ 5.2 ％）、淋菌感染症 53 件（ 25.1 ％）であった。
　圏域・地区別では、全般的にみると性器クラミジア感染症は東部と中部地区、性器ヘルペスウイルス感染症は東部地区、尖圭コンジローマは東部と西部地区に報告数が多くみられた。 淋菌感染症では地域差はなかった。

　性感染症の半数以上を占め、そのうち男性が 101 件、女性が 34 件であった。過去 9 年間と比較し 2020 年は患者数が多かったが、他の年との差は少なかった。 年齢別では 10歳代が 13件、 20歳代が 73件、 30歳代が 31件、 40歳代が 14 件、 50歳代が 1件、60歳代が 3件となっていた。 性別では、男性が 10歳代から 60歳代まで広く分布し、女性は 10歳代から 30歳代まで分布しており、女性は男性に比べやや若年層に多く分布していた。
　月別の報告数では、季節的な変動はみられなかった。

　性別では、男性 7件、女性 5件であった。年齢では 20歳代から 70歳代に広く分布していた。
　月別の報告数では、 1 月が 6件と多くみられた。

　性別では、男性 11件、女性 0件であった。年齢は 20歳代から 70歳代に分布していた。
　月別の報告数では、例年通り季節的な変動はみられなかった。

　報告数は、例年通りクラミジア感染症に次いで多く、男性 48件、女性 5件と、男性が多い傾向に変わりがなかった。年齢は、10歳代から 60歳代に広く分布していた。 月別の報告数では、季節的な変動はみられなかった。

　例年とほぼ同数であった。浜田圏域で121件と多く報告があるが、少ない圏域もあり圏域差が大きい。 例年男性が多い傾向にあるが、2022年の男女比は1.6:1で男性が多く報告されている。年齢別では、70歳以上が70.9％と、例年どおり70％以上を占めた。

　益田圏域から70歳以上の報告が1件あった。

　益田圏域から60歳代の報告が1件あった。