インフルエンザウイルスの型別割合
(要約)
ほとんどの地域でインフルエンザの活動性は引き続き低い。
北半球ではB型インフルエンザの検出数がA型を超えた。
しかし、南半球ではA型インフルエンザの検出が増加しており、インフルエンザA(H3N2)の割合がパンデミックインフルエンザA(H1N1)の割合を超えた
ウイルスサーベランス
B型インフルエンザが中国(全検出数の69.8%)、ロシア連邦(同93.7%)など、いくつかの国及び北半球の地域で優勢である。他の国においても散発的なインフルエンザBの活動が観察されている、
FluNet報告
23か国から288のインフルエンザウイルス陽性検体数が報告された。
このうち88(30.6%)がA型インフルエンザで200(69.4%)がB型インフルエンザであった。
2009年の4月19日から2010年の6月12日までの期間に報告されたインフルエンザウイルス陽性検体数は643,702件であった。
このうち488,740(75.9%)がパンデミックインフルエンザA(H1N1)、8,915(1.4%)が季節性インフルエンザA(H1N1)、32,630(5.1%)がA(H3N2)、80,620(12.5%)が亜型の判別がされなかったA型インフルエンザ、32,678(5.1%)がB型インフルエンザであった。
(出典:
WHOホームページ)