結核にご用心!(結核患者発生動向)
◆「結核は、すでに過去の病気」と思っていませんか?
確かに結核を発病する人の数は大きく減少しています。
しかし、結核は今も流行している感染症であり、日本全国で年間に約2万人が発病している重大な感染症です。
また、島根県では平成28年に87人、浜田圏域(浜田市、江津市)においては12人が新たに結核を発病しています。
結核は、適切な治療により治すことができる病気ですが、診断が遅れたり、治療をきちんと行わなかった場合には死亡することもある感染症です。
◆年齢別に見ると、60歳以上の発病者が約7割を占めています。それは、この年代の方々が若い時には、今よりも結核がまん延していたため、この頃に感染した方の体力が加齢により低下し、体内で休眠状態にあった結核菌が活動を始めることにより発病していると推測されます。
◆「結核は、今でも流行っている病気」です。「“せき”や“たん”が続いたら結核を疑え」と言う言葉は、昔も今も変わらない「結核のシグナル」です。
次のような症状が2週間以上続くときは、かならず結核を疑って医師の診療を受けましょう。
1.せき
2.たん
3.血たん
4.胸痛
5.発熱
お問い合わせ先
浜田保健所
〒697-0041 島根県浜田市片庭町254 電話:0855-29-5537(代表) FAX:0855-22-7009(総務保健部)/ 0855-29-5562(環境衛生部) hamada-hc@pref.shimane.lg.jp