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令和6年第7回調査集計結果

 もしものときのために望む医療やケアについて前もって考え、家族や医療介護関係者と繰り返し話し合い、共有する取り組みを「人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)」と呼びます。

 誰でも、いつでも、命に関わる大きな病気や怪我をする可能性があります。命の危険が迫った状態になると、約70%の方が、医療やケアなどを自分で決めたり望みを人に伝えたりすることができなくなると言われています。自らが希望する医療やケアを受け取るために、前もって考え、周囲の信頼する人たちと話し合うことが大切です。

 こうした中、島根県では最期を迎えるときの医療やケアに関する県民の意識の現状を把握し、今後の施策の検討に生かすため、意識調査を実施しました。

 

 「人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)」についてはこちら

 

「人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)」について

 

調査実施期間:令和6年10月1日(火)〜10月10日(木)

調査対象者数:739名(9月24日現在のしまねwebモニター数)

回答者数:513名

回答率:69.4%

 


 

 

【問1】あなたは、人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)について、これまで知っていましたか。(選択は1つ)

人生会議の認知
順位 人生会議の認知 回答数 回答率
1 4.知らない(問10へ) 376 73.3%
2 3.聞いたことはあるがよく知らない(問10へ) 81 15.8%
3 2.知っている(問2へ) 36 7.0%
4 1.よく知っている(問2へ) 19 3.7%
- 未選択 1 0.2%
- 513 100.0%

 

【問2】(問1で「1.よく知っている」「2.知っている」と回答した方)

知っているきっかけは何ですか。(選択は1つ)

人生会議を知ったきっかけ
順位 人生会議を知ったきっかけ 回答数 回答率
1 1.医療従事者(問3へ) 20 36.4%
2 4.メディア(新聞、雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、インターネット、SNSなど)(問6へ) 12 21.8%
3 2.介護従事者(ケアマネジャーを含む)(問4へ) 7 12.7%
4 5.研修会や講演会(問7へ) 6 10.9%
5 3.地域包括支援センター(問5へ) 2 3.6%
5 6.自治体の啓発物(県・市町村など)(問8へ) 2 3.6%
7 7.保険会社・保険代理店(生保・損保)(問9へ) 1 1.8%
- その他(授業で習っなど) 5 9.1%
- 未選択 0 0.0%
- 55 100.0%

 

【問3】(問2で「1.医療従事者」と回答した方)

医療従事者は具体的にどの職種の方から聞きましたか。(選択は1つ)

医療従事者の職種
順位 医療従事者の職種 回答数 回答率
1 医師 7 35.0%
2 看護師 6 30.0%
3 医師・看護師・相談員以外の職員 5 25.0%
4 医療機関にあるチラシや冊子などを見た 2 10.0%
5 相談員 0 0.0%
- その他 0 0.0%
- 未選択 0 0.0%
- 20 100.0%

 

【問4】(問2で「2.介護従事者(ケアマネジャーを含む)」と回答した方)
介護施設従事者は具体的にどの職種の方から聞きましたか。(選択は1つ)

介護従事者の職種
順位 介護従事者の職種 回答数 回答率
1 ケアマネジャー・相談員 4 57.1%
2 看護師 2 28.6%
3 施設長 1 14.3%
4 介護士 0 0.0%
4 施設長・介護士・看護師・ケアマネジャー・相談員以外の職員 0 0.0%
4 施設にあるチラシや冊子などを見た 0 0.0%
- その他 0 0.0%
- 未選択 0 0.0%
- 7 14.3%

 

【問5】(問2で「3.地域包括支援センター」と回答した方)
地域包括支援センターからどのように聞きましたか。(選択は1つ)

地域包括支援センターからの聞き方
順位 地域包括支援センターからの聞き方 回答数 回答率
1 エンディングノート・終活ノートで 1 50.0%
1 チラシや冊子で 1 50.0%
3 口頭で 0 0.0%
- その他 0 0.0%
- 未選択 0 0.0%
- 2 100.0%

 

【問6】(問2で「4.メディア(新聞、雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、インターネット、SNSなど)」と回答した方)
どのメディアから知りましたか。(複数回答可)

メディアの種類
順位 メディアの種類 回答数 回答率
1 テレビ 7 58.3%
2 新聞 4 33.3%
2 インターネット 4 33.3%
4 雑誌 3 25.0%
5 書籍 1 8.3%
5 ラジオ 1 8.3%
7 SNS 0 0.0%
- その他 0 0.0%
- 回答対象者数 12 -

 

【問7】(問2で「5.研修会や講演会」と回答した方)
どのような会でしたか。(複数回答可)

研修会、講習会の種類
順位 研修会、講習会の種類 回答数 回答率
1 自治体(県・市町村)が主催の会 3 50.0%
2 自治会・公民館などの地域の集まり 0 0.0%
2 介護予防や集いなどの通いの場 0 0.0%
- その他(職場の研修など) 3 50.0%
- 回答対象者数 6 -

 

【問8】(問2で「6.自治体の啓発物(県・市町村など)」と回答した方)
どのような啓発物でしたか。(複数回答可)

自治体の啓発物の種類
順位 自治体の啓発物の種類 回答数 回答率
1 エンディングノートや終活ノート 2 100.0%
1 チラシ・パンフレット 2 100.0%
3 マンガ冊子 0 0.0%
3 ノベルティ 0 0.0%
- その他 0 0.0%
- 回答対象者数 2 -

 

【問9】(問2で「7.保険会社・保険代理店(生保・損保)」と回答した方)
保険会社・保険代理店(生保・損保)からどのように聞きましたか。(複数回答可)

保険会社・保険代理店からの聞き方
順位 保険会社・保険代理店からの聞き方 回答数 回答率
1 エンディングノートや終活ノート 1 100.0%
1 チラシ・パンフレット 1 100.0%
3 マンガ冊子 0 0.0%
3 ノベルティ 0 0.0%
3 口頭で 0 0.0%
- その他 0 0.0%
- 回答対象者数 1 -

 

【問10】あなたやご家族は「最期を迎えるときに受けたい(もしくは受けたくない)医療・ケア」について、ご家族同士や医療・介護従事者などと詳しく話し合っていると思いますか。(選択は1つ)

医療・ケアについての話し合いの有無
順位 医療・ケアについての話し合いの有無 回答数 回答率
1 3.話し合ったことはない(問15へ) 371 72.3%
2 2.一応話し合っている(問11へ) 126 24.6%
3 1.詳しく話し合っている(問11へ) 15 2.9%
- 未選択 1 0.2%
- 513 100.0%

 

【問11】(問10で「1.詳しく話し合っている」「2.一応話し合っている」と回答した方)
なぜ話し合いましたか。(選択は1つ)

話し合った理由
順位 話し合った理由 回答数 回答率
1 6.自分自身が必要だと考えたから(問16へ) 68 48.2%
2 1.自分の病気・介護、家族等の病気・介護などの“きっかけ”があったから(問12へ) 59 41.8%
3 5.家族等から話し合うよう勧められたから(問16へ) 4 2.8%
4 2.医療従事者から話し合うよう勧められたから(問16へ) 2 1.4%
5 3.介護従事者(ケアマネジャーを含む)から話し合うよう勧められたから(問16へ) 1 0.7%
5 4.地域包括支援センターから話し合うよう勧められたから(問16へ) 1 0.7%
- その他(家族に迷惑をかけたくないかなど) 5 3.5%
- 未選択 1 0.7%
- 141 100.0%

 

【問12】(問11で「1.自分の病気・介護、家族等の病気・介護などの“きっかけ”があったから」と回答した方)
もっと早くから話し合っておくべきだったと思いますか。(選択は1つ)

早くから話し合うべきだったと思うかどうかについて
順位 早くから話し合うべきだったと思うかどうかについて 回答数 回答率
1 1.そう思う(問13へ) 42 71.2%
2 2.そう思わない(問14へ) 15 25.4%
- 未選択 2 3.4%
- 59 100.0%

 

【問13】(問12で「1.そう思う」と回答した方)
いつ頃から話し合っておくべきだと思いますか。(選択は1つ)

話し合う時期について
順位 話し合う時期について 回答数 回答率
1 年齢は関係ない(できるだけ早いほうが良い) 16 38.1%
2 60~69歳 8 19.0%
3 40~59歳 7 16.7%
4 20~39歳 6 14.3%
5 20歳未満 1 2.4%
5 70~79歳 1 2.4%
5 80歳以上 1 2.4%
- その他(何かのきっかけで話をすれば、それが始まりになると思など) 1 2.4%
- 未選択 1 2.4%
- 42 100.0%

 

【問14】(問12で「2.そう思わない」と回答した方)
そう思わない理由は、何ですか。

早くから話し合うべきだったと思わない理由
早くから話し合うべきだったと思わない理由
・あまり早くから話しても状況は変わるものだから、話す時期より何度も話すことが必要だと思う
・自分自身はまだ若いから

 

【問15】(問10で「3.話し合ったことはない」と回答した方)
これまで話し合ったことがない理由は、何ですか。(複数回答可)

話し合ったことがない理由
順位 話し合ったことがない理由 回答数 回答率
1 話し合う“きっかけ”がないから 276 74.4%
2 何を話し合っていいかわからないから 136 36.7%
3 死や最期のことを考えたくない・縁起が悪いと思うから 51 13.7%
4 話し合う必要性を感じていないから 48 12.9%
- その他(まだ先の事と思っており話題がそこに及ばななど) 26 7.0%
- 回答対象者数 371 -

 

【問16】「最期を迎えるときに受けたい(もしくは受けたくない)医療・ケア」について話し合うとしたら、どなたと話し合うと良いと思いますか。(問10で「1.詳しく話し合っている」「2.一応話し合っている」と回答した方は、どなたと話し合いましたか。)(複数回答可)

話し合いたい人について
順位 話し合いたい人について 回答数 回答率
1 家族・親族 464 90.4%
2 医療従事者 187 36.5%
3 介護従事者(ケアマネジャーを含む) 138 26.9%
4 友人・知人 54 10.5%
- その他(基本誰にも話さななど) 4 0.8%
- 回答対象者数 513 -

 

【問17】もし、ご家族や医療・介護従事者などと、「最期を迎えるときに受けたい(もしくは受けたくない)医療・ケア」について話し合う“きっかけ”があるとすると、どのような出来事だと思いますか。(問10で「1.詳しく話し合っている」「2.一応話し合っている」と回答した方は、何がきっかけでしたか。)(複数回答可)

話し合うきっかけについて
順位 話し合うきっかけについて 回答数 回答率
1 ご家族等の病気・介護・死 378 73.7%
2 自分の病気・介護 349 68.0%
3 医療・介護従事者等による説明や相談の機会を得た時 164 32.0%
4 誕生日 19 3.7%
5 妊娠・出産(配偶者の場合も含む) 16 3.1%
- その他(テレビ等のメディアで話題がでたとなど) 27 5.3%
- 回答対象者数 513 -

 

【問18】あなたやご家族の「最期を迎えるときに受けたい(もしくは受けたくない)医療・ケア」について、どのようなタイミングで情報提供や相談対応があると良いと思いますか。(選択は1つ)

情報提供・相談対応のタイミング
順位 情報提供・相談対応のタイミング 回答数 回答率
1 病気の診断・告知を受けた時 176 34.3%
2 健康な時(病気の診断・告知の前) 175 34.1%
3 病気の診断・告知後から、最期を迎えるときまでの間(診察や訪問のタイミング) 116 22.6%
4 最終段階になった時 18 3.5%
5 情報提供や相談対応は必要ない 11 2.1%
- その他(一度だけでなく複数のタイミングであったほうが良など) 7 1.4%
- 未選択 10 1.9%
- 513 100.0%

 

【問19】あなたやご家族の「最期を迎えるときに受けたい(もしくは受けたくない)医療・ケア」について、どのような情報源から情報を得たいと思いますか。(複数回答可)

情報を得たいと思う情報源
順位 情報を得たいと思う情報源 回答数 回答率
1 医療従事者 430 83.8%
2 介護従事者(ケアマネジャーを含む) 278 54.2%
3 メディア(新聞、雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、インターネット、SNSなど) 129 25.1%
4 地域包括支援センター 127 24.8%
5 自治体(県・市町村など) 107 20.9%
6 研修会や講演会 81 15.8%
7 知りたくない 12 2.3%
- その他(学校教など) 8 1.6%
- 回答対象者数 513 -


【問20】あなたやご家族の「最期を迎えるときに受けたい(もしくは受けたくない)医療・ケア」について、どのような内容の情報を得たいと思いますか。(複数回答可)

得たいと思う情報
順位 得たいと思う情報 回答数 回答率
1 医療やケアの内容 366 71.3%
2 医療やケアを受けた後、どうなることが予想されるかという情報 346 67.4%
3 心や身体の状態の変化 336 65.5%
4 施設・サービスの情報 273 53.2%
5 自分の意思の伝え方や残し方 230 44.8%
6 相談・サポートの体制 215 41.9%
7 他の人の体験談 140 27.3%
8 知りたくない 9 1.8%
- その他(お金の相など) 8 1.6%
- 回答対象者数 513 -

 

【問21】自分が意思決定できなくなったときに、自分の医療・ケアに関する方針を決めてほしいと思う人もしくは決めることができると思う人は誰だと思いますか。(複数回答可)

方針を決めてほしいと思う人
順位 方針を決めてほしいと思う人 回答数 回答率
1 家族 470 91.6%
2 親族 104 20.3%
3 医療従事者 90 17.5%
4 介護従事者(ケアマネジャーを含む) 58 11.3%
5 誰もいない 13 2.5%
6 友人・知人 9 1.8%
- その他(後見など) 6 1.2%
- 回答対象者数 513 -

 

【問22】お住いの市町村の「エンディングノート」や「終活支援ノート」(※)をご存知ですか。(選択は1つ)

※「エンディングノート」「終活支援ノート」:自身の終末期や死後に、家族が様々な手続きや判断を進めるときのために、自分の希望や考え、必要な情報(延命処置や葬儀、財産のことなど)を書き残しておくノートです。病気や老化で判断力を失ったり、突然この世を去ったりしたときに、ご家族も本人の意思が分かり、安心して手続きや判断することができます。

エンディングノート、終活支援ノートの認知
順位 エンディングノート、終活支援ノートの認知 回答数 回答率
1 2.知っているが持っていない(問24へ) 265 51.7%
2 3.知らない(問24へ) 188 36.6%
3 1.知っているし、持っている(問23へ) 56 10.9%
4 4.居住の市町村にはない(問24へ) 3 0.6%
- 未選択 1 0.2%
- 513 100.0%

 

【問23】(問22で「1.知っているし、持っている」と回答した方)
「エンディングノート」や「終活支援ノート」を実際に記載されましたか。(選択は1つ)

ノートへの記載の有無
順位 ノートへの記載の有無 回答数 回答率
1 記載していない 31 55.4%
2 一部記載した 19 33.9%
3 全て記載した 5 8.9%
- 未選択 1 1.8%
- 56 100.0%

 

【問24】どの段階で「エンディングノート」や「終活支援ノート」を記載したいと思いますか。(複数回答可)

ノートを記載したい時期
順位 ノートを記載したい時期 回答数 回答率
1 健康なうちから 291 56.7%
2 病気の診断・告知を受けた時 180 35.1%
3 病気の診断・告知後から、最期を迎えるときまでの間 114 22.2%
4 記載したくない 26 5.1%
5 最期を迎える直前 12 2.3%
- その他(心の準備が出来たなど) 10 1.9%
- 回答対象者数 513 -

 

【問25】あなたは、「エンディングノート」や「終活支援ノート」は、誰から記載するきっかけを与えて(話を切り出して)もらいたいですか。(選択は1つ)

ノートを記載するきっかけについて
順位 ノートを記載するきっかけについて 回答数 回答率
1 自発的に記載したい 332 64.7%
2 家族・親族 61 11.9%
3 医療従事者 35 6.8%
4 与えてもらいたくない 29 5.7%
5 介護従事者(ケアマネジャーを含む) 13 2.5%
5 自治体(県・市町村など) 13 2.5%
7 研修会や講演会 10 1.9%
8 地域包括支援センター 5 1.0%
9 友人・知人 4 0.8%
10 保険会社・保険代理店(生保・損保) 1 0.2%
- その他(書く事が当たり前になるよう教育すなど) 5 1.0%
- 未選択 5 1.0%
- 513 100.0%

 

【問26】自分が最期を迎えるときに、どのようなことが大切だと思いますか。(複数選択可)

最期を迎えるときに大切だと思うこと
順位 最期を迎えるときに大切だと思うこと 回答数 回答率
1 家族等の負担にならないこと 361 70.4%
2 自分らしくいられること(好きなことやもの、趣味などを大切にすること) 335 65.3%
3 心や身体の苦痛なく過ごせること 300 58.5%
4 家族や友人等との十分な時間を過ごせること 290 56.5%
5 経済的な負担が少ないこと 247 48.1%
6 人間としての尊厳を保てること 246 48.0%
7 信頼できる医師、看護師、介護職員などにみてもらえること 226 44.1%
8 自分の住み慣れた場所にいること 183 35.7%
9 どんな医療・ケアを受けたらその後どうなるのかを理解して判断すること 122 23.8%
10 どんなことでも気軽に相談できる人や窓口があること 111 21.6%
11 可能な限り長生き(延命・積極的な治療)すること 30 5.8%
- その他(一緒に暮らしている動物などの生計や生活環境を整えておきたなど) 8 1.6%
- 回答対象者数 513 -

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広聴広報課県民対話室

島根県政策企画局広聴広報課県民対話室
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