いきいきとした魅力あふれる職場は健康づくりから。
皆さんの職場でも、無理なくできることから取り組んでみませんか？

「今日の体調はどうかな？」後藤幹司（ごとうみきじ）社長の声かけと社員全員が参加するラジオ体操から一日が始まる後藤建設。今年1月に「しまね☆まめなカンパニー」に認定された企業の一つで、社員全員が健康診断を受診するのは当たり前。健診結果を保健指導に生かしたり、要精密検査の社員には担当者が文書や声かけで再検査を促したりと、健診後の管理にも力を入れています。

後藤建設では、2007年から事務所内を禁煙にしています。かつては喫煙者が多く、禁煙や受動喫煙防止の取り組みもなかなか進みませんでした。健康管理の担当者が禁煙を勧めても「あんたはタバコを吸わんけん、みやすげに言うわね」と煙たがられることもしばしば。状況が変化したきっかけは、女性社員の妊娠でした。お母さんと赤ちゃんを守ろうという全社員の思いから自然と所内が禁煙になったのです。そして、社員の健康への意識もさらに高まりました。

以前、後藤建設では体調が悪くても社員がなかなか休まないという状況がありました。後藤社長は「このままではいつか社員が倒れる」「現場の事故にもつながりかねない」と、改善の検討を開始。目を付けたのは給与形態でした。建設業界の慣習となっている給与形態は、働いた時間に応じて支給するやり方で、以前の後藤建設もこの方法でした。「気軽に休みが取れるようにし、生活も安定させたい」と考え、昨年4月から「月給制」に変更。有給休暇も時間単位で取得ができるように仕組みを変えました。建設業界では先進的な「週休二日制」も導入。学校行事や地域活動などにも参加しやすいと社員に好評です。

「現場の人員配置のやりくりは大変ですが、社員にはいきいきと働いてもらいたいです」と後藤社長。「健康は仕事の出来にも影響します。社員が元気に働けることで、お客さんに良いものが提供できます」と話します。

島根県では、従業員の健康づくりや健康経営_※に取り組んでいる事業所に「しまね☆まめなカンパニー」に登録いただき、取り組みの充実や未実施事業所への拡大を図っています。

※健康経営とは、企業が従業員の健康に配慮することによって、経営面において大きな成果が期待できるとの基盤に立って、健康管理を経営的視点から考え、戦略的に実践すること（NPO法人健康経営研究会の登録商標）

★たばこ対策
★生活習慣の改善
（食生活・運動・歯と口腔の健康・アルコール）
★心の健康づくり
★がん検診・各種検診の啓発
★従業員の治療と仕事の両立支援

取組数に合わせて★を差し上げます！メニューから無理なくできることを取り組めばOK！

●事業所名をホームページに掲載
●希望の事業所はホームページ等で取り組みを紹介
●健康づくりに関する情報提供や出前講座により、取り組みをお手伝い

●問い合わせ先
健康推進課（TEL：0852・22・5266）