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島根の学生たち・世界で学ぼう!

トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム

トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラムのロゴ


三木さん(中央)と研究室のメンバーの写真
三木さん(中央)と研究室のメンバー


島根の学生のみなさん、海外留学に飛び出しませんか!県内での企業研修と海外留学を組み合わせた独自のプログラム「島根県グローカル人材育成支援事業」で、県在住・UIターン希望の学生の挑戦を応援しています。


留学先と期間を自ら選択

「島根とインドとのビジネス拡大を目指し、現地で1カ月間のコンサルタント修行をしたい!」

「外国人向けゲストハウスを運営する夢のために、オーストラリアとニュージーランドで8カ月間の実地研修をしたい!」

さまざまな夢を持った島根の学生が、海外留学に取り組んでいます。インターンシップやフィールドワーク、PBL(課題解決型学習)などの活動内容、留学先、留学期間などのメニューを自ら選択・決定。自分の思い描くオリジナルの留学を実現しています。


県内研修+留学

彼らをサポートしたのは、国の官民協働海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」を活用した県独自の支援制度です。国際的(グローバル)な視野を身につけ、卒業後は県内で働きながら地域(ローカル)の発展に貢献するグローカルリーダー候補の育成を目指し、県内企業・経済界と高等教育機関、島根県が一体となり創設しました。

留学前後には、県内企業でインターンシップを行うのが特徴で、「島根で働く」ことを具体的にイメージしながら、目的意識を持って海外で学べる仕組みです。


資金や準備をサポート

支援対象は、県在住・UIターン希望の高専・短大・大学・大学院の学生です。学内の国際交流窓口が、留学先の選定や交渉、留学中の相談などのサポートにあたります。

留学先の授業料や留学準備金、生活費となる奨学金が支給され、返済は不要です。

来年度の募集は平成30年1〜4月の予定です。審査がありますので、詳しくはお問い合わせください。


島根県グローカル人材育成支援事業〈第3期スケジュール〉の図


「夢はブドウ園経営」アメリカ留学で研究活動

三木志帆さん(島根大学大学院2年)

島根大学でブドウの研究に取り組む三木志帆さんの写真
島根大学でブドウの研究に取り組む三木志帆さん


ブドウ園経営にあこがれ、島根大学大学院でブドウの研究をしています。アメリカのワイン産地で研究活動やワイナリー経営の実態を学ぼうと、6カ月間の留学を経験しました。

留学先は、大学の指導教員がかつて研究に携わったカリフォルニア大学デービス校を選択。島根大学内の国際交流センターのサポートを受けながら、留学期間やホームステイ先選びなど、準備を進めました。

デービス校では、ブドウの遺伝子を調べて感染症予防につなげる研究に参加しました。毎日のミーティングで数名が研究成果を発表するのですが、最初は言葉の不安もあり、何も発言できませんでした。それでも私自身の研究を伝えなければ、チームの力になれません。必死に思いを伝えていると相手も耳を傾けてくれたことから自信がつき、自ら質問や提案ができるようになりました。

ホームステイ先にはアジア出身の留学生が多く、積極的に交流しながら英会話を練習しました。日本食パーティーを開いて自分の国のことを伝えたり、さまざまな国籍の友人に助けられ、優しさに触れられたりしたことは、異文化理解につながったと思います。

留学前後には、県内のワイナリーでインターンシップに取り組みました。日米のブドウづくりを比較したり、島根に何が伝えられるか考えたりするなど、留学の目的を明確にでき、とても有意義でした。

これまでは留学にあこがれながら、留学資金の不安や勇気のなさから、あきらめていました。支援制度に背中を押してもらい、今回の挑戦に踏み出せたと思います。


留学先の大学研究室の写真
留学先の大学研究室


市場のブドウの写真
市場のブドウ視察


留学生仲間との旅行での写真
留学生仲間との旅行


三木さんが企画した日本食パーティーの様子の写真
三木さんが企画した日本食パーティー


〈学びを支援〉テクノプロジェクト(松江市)

海外留学や留学前後の研修は、県内企業が支援しています。ソフトウエア開発を手掛けるテクノプロジェクト(松江市)は、「自社でも、ベトナムへの事業所開設や社員の海外研修などに取り組んでいます。海外で経験を積み、見識を広げた学生に、ぜひ自社で活躍してもらいたい」と支援の狙いを説明します。

本年度は、IT先進国・シンガポールへの留学を控えた松江高専専攻科2年の吉岡健志さんが同社で研修に取り組みました。吉岡さんは「自分以外の人にも理解できるプログラムをつくることが大切で、そのためにはコミュニケーションが不可欠だと実感しました。留学先ではプログラムをつくるだけでなく、日本との働き方の違いについても学びたい」と留学の目的を明確にすることができました。


研修担当者に指導を受ける吉岡健志さんの写真
研修担当者に指導を受ける吉岡健志さん



●問い合わせ先
産業振興課(TEL:0852・22・5341)
島根県グローカル人材育成支援事業協議会事務局(島根大学国際交流センター)(TEL:0852・32・9756)
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お問い合わせ先

広聴広報課

島根県政策企画局広聴広報課
〒690-8501
島根県松江市殿町1番地   
【電話】0852-22-5771
【FAX】0852-22-6025
【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp