きめ細かなサポートで農地を効率的に活用-農地中間管理事業-
奥出雲町鳥上地区
所有者から借り受けた農地を、新規就農や経営規模の拡大、農地をまとめて効率化を図りたいと希望する人に貸し付ける「農地中間管理事業」。県内では、関係機関が連携してきめ細やかなサポート体制を整え、より効率的に農業が行われるよう、取り組みを進めています。
公的機関の仲介で貸し借りが安心です
農地の貸し借りを仲介する農地中間管理機構は、県内では「しまね農業振興公社」がその役割を担っています。契約や賃借料支払の手続きなどに公的機関がかかわるため、安心して農地の貸し借りができます。
農業委員会制度改革により地域の連携を密にします
農地が活用されるには、借り受ける側が使いやすいように農地をまとめて貸し付けるのが有効です。そのためには、地域で農地の情報を共有することが重要です。
制度改正により、各市町村の農業委員会には「農地利用最適化推進委員」が新たに配置されることになりました。推進委員は地域内の農地の状況を調べ、農地中間管理機構と情報を共有しながら、連携して農地の集積・活用を進めていきます。
県内では農業委員の任期満了に合わせて対応が進められており、本年度は川本町と出雲市斐川町が新体制となりました。今後は平成29年に11委員会が、平成30年5月までに全ての委員会が新体制へ移行し、農地の活用にむけてきめ細かくサポートしていきます。
農地荒廃を防ぎ生産力・競争力強化へ
農地集積のメリットは、農業経営を長期的に安定させ、県内農業の生産力向上や競争力強化が図れる点にあります。また、田畑の多面的役割により、景観保全や水源の確保、水害の予防・軽減にもつながります。農地を貸したい方も借りたい方も、まずは公社にご相談ください。
事業の仕組み
●問い合わせ先
(公財)しまね農業振興公社(農地中間管理機構)(TEL:0852・20・2870)
(一社)島根県農業会議(農業委員会制度に関すること)(TEL:0852・22・4471)
農業経営課(TEL:0852・22・6417)
お問い合わせ先
広聴広報課
島根県政策企画局広聴広報課 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 【電話】0852-22-5771 【FAX】0852-22-6025 【Eメール】kouhou@pref.shimane.lg.jp