子どもたちの学力を伸ばし、限りない可能性を広げる
家庭生活5か条のススメ
子どもたちが、多様で変化の激しい社会を生き抜いていくためには、知識や技能だけでなく、思考力・判断力・表現力なども含む「学んだ力」と、学習意欲などの「学ぶ力」の双方を身に付けていくことが大切です。
学力を伸ばすことは、子どもたちの可能性や豊かな未来を広げることにつながります。そのためには、家庭のコミュニケーションを通じて、知的好奇心を高めたり、家庭で主体的に学習に取り組んだりすることが大切です。
子どもたちとの家庭での過ごし方を改めて考えてみましょう。
第1条「ねえ聞いて」家族の豊かな会話
家族同士のコミュニケーションのなかに、認める、ほめる、励ますなど、子どもの自尊感情を高めるチャンスがたくさんあります。
また、様々な話題から、社会や科学といった幅広い分野への知的好奇心を高めることもできます。
第2条「さあ読もう」家庭で広げる、豊かな読書
読書は、知識の広がりだけでなく、多面的なものの見方や豊かな心を育みます。また、読書の習慣が身についている子どもの学力は、そうでない子どもに比べて高い傾向にあります。特に小学校での読書量と学力には強い相関があります。
『家庭の実情に合った読書活動を』
家庭でのこんな読書活動はいかが?
●家族で同じ本を読む
●好きな本を紹介し合う
●親から子へ、子から親への読み語り・・・
慌ただしい日常にあっても、テレビを消して静かな時間を設けるなど、家族で意識的に本に触れてみましょう。家族みんなで読書を楽しみ、感想を語り合う・・・そうしたコミュニケーションが、読書への意識の高まりにつながります。
第3条「よし時間」けじめをつけよう生活習慣
『自分の意志でスイッチ管理!』
感情や行動などをコントロールする力は、学習だけでなく、子どもの将来に向けて大変重要な力です。
「自分でスイッチ・オンしたものは自分でスイッチ・オフ」。子どもが自ら時間を管理して、けじめをつけた生活習慣が送れるように、家庭でのルールを大切にしましょう。
第4条「もう一度」授業と家勉(いえべん※)つなげよう
※家庭で勉強すること
『予習や復習による学習内容の定着』
見通しをもって予習したり、授業で学習したことを復習したりすることで、学習内容が定着することが分かっています。
家庭で学校の授業をイメージして、計画的に学習に取り組むことで、学習意欲や思考力・判断力・表現力が高まります。
学習の仕方には、一人一人の個性に応じた方法があります。学校の先生と相談しながら、その子にあった方法を見つけることも大切です。
第5条「あと5分」伸ばそう自分の可能性
『少し高いところへ上ってみよう』
時間がきたから終わり、日々の課題がすんだから終わり・・・ではなく、あと少しやってみる・考えてみることを意識してみましょう。
また、これまでに身に付けてきた基礎的・基本的なことがらをもとにして、より発展的な問題に挑戦してみるのはどうでしょうか?
「自分の限界はここ」と決めつけるのではなく、「あと少し」と前向きに取り組む。そういった姿勢が子どもの可能性をさらに伸ばしていくことになります。その姿勢をほめてあげましょう。
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