竹島領土権確立島根県県議会議員連盟を代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。
本日のこの講演会が本当に素晴らしい講演会になりましたことを、心からお喜びを申し上げ、感謝を申し上げる次第であります。
この講演会は、竹島島根県告示百周年、北方領土日露通好条約署名百五十周年を迎えて開催されたものであります。申すまでもなく、竹島は歴史的にも国際法的にも我が国固有の領土であります。我が島根県の県土であることは、疑う余地のない明白な事実であります。しかしながら、現状は大変不幸なことに半世紀にもわたって韓国政府に不法占拠され続けております。
このようなときに、県議会として平成十四年に超党派の議員で設立した「竹島領土権確立島根県議会議員連盟」の議員により竹島の県告示百周年に当たるこの二月定例議会において竹島の日を定める条例を提案いたしました。条例は先般十六日に可決し、現在は交付の手続きに入っております。この条例では、「竹島の日」を島根県告示の行われた二月二十二日とし、県民、市町村および県が一体となって、竹島の領土権早期確立を目指した運動を推進し、竹島問題について国民世論の啓発を図ることを制定の趣旨として、県に「竹島の日」の趣旨にふさわしい取り組みを推進するため必要な施策を講ずるよう求めております。
もとより竹島問題は、譲ることの出来ない国の根源である国家主権にかかわる領土問題であり、二百海里の漁業経済問題でもあります。したがって、国と国で一日も早く平和的に解決されるべき事柄でありますが、そのためには、全国的な国民世論の盛り上がりが不可欠であります。
本日の講演会は、われわれ議員連盟や県や構成団体になっている竹島島根県告示百周年記念事業実行委員会が主催でありますが、県においてこのような研修会や新聞・テレビ・ホームページなどによる広報など竹島の領土権の早期確立を目指して、国民世論の啓発を図るための活動に積極的に取り組まれることを期待し挨拶といたします。
今日はありがとうございました。

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