(1) インフルエンザ >
データ表示
・2009/2010年シーズンについて
2009/2010年シーズンのインフルエンザの患者報告数は、12845件と過去5年間の中では最大の報告数であった。
新型インフルエンザの影響で第33週(2009年8月中旬)には、流行入りの目安となる定点当たり1.0を超えて第44週(2009年10月下旬)には、定点当たり10を超え、第48週(2009年11月下旬)に定点当たり48と流行のピークをむかえた。全体に流行時期は左に偏り、例年に比べ流行の立ち上がりが早く、早期に流行のむかえ、早期に流行を終えた。(定点当たり1.0を下回ったのが、2月下旬)
流行時に検出されたウイルスは殆どが新型(AH1pdm)で、流行が終わった後の5月に入りA香港型が検出されている。
学級閉鎖措置については、過去10年で最多であった。
関連資料(島根県保健環境科学研究所報2009):
インフルエンザ様疾患の流行状況(2009/2010年)
・2010年の状況
2009/2010年シーズンのインフルエンザの流行が2月下旬の早期に終わった後、週当たり数件の報告が7月上旬まで相次いだ。
2010/2011年シーズンの立ち上がりとして10月下旬から数件の報告が毎週あったが、定点当たり1.0を超え流行入りしたのは、12月下旬と非常に遅かった。
年単位の報告数としては(表5)、過去10年で最小となった。
インフルエンザ報告グラフ
シーズン別の報告数合計:インフルエンザ
平均報告数 | 2005/06年 | 2006/07年 | 2007/08年 | 2008/09年 | 2009/10年 | (2010/11年) |
7,891 | 6,667 | 6,528 | 4,579 | 8,834 | 12,845 | 189 |