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2006(H18)年 <  2007(H19)年 年報  > 2008(H20)年
目次I.概要II-1.発生状況の解析と評価II-2.定点把握疾患発生状況III.検査情報
ウイルス検査情報細菌検査情報流行予測検査
2.感染症流行予測調査
1)ブタにおける日本脳炎ウイルスHI抗体保有状況 2007(平成19)年
 2007(H19)年7月から9月の間に島根県食肉公社(大田市)で採取したブタ血清についてJaGAr#01株に対するHI抗体の推移および2ME感受性抗体を測定した。結果は下表に示すとおり7月中旬(7月13日)に10頭中1頭(10%)が抗体陽性となり、以降8月初旬(8月3日)から9月中旬(9月14日)にかけて13〜30%で推移した。2ME感受性抗体は、8月中旬(8月17日)に10頭中2頭から検出された。
*本調査は平成19年度感染症流行調査実施要領(厚生労働省)に基づき行った。
ブタの日本脳炎ウイルスHI抗体保有状況:2007(H19)年
採血月日検査頭数HI抗体価HI抗体陽性率2ME感受性抗体1
<1010204080160320≧640(≧10)%検査数2陽性数(%)
7月13日1091      10  
7月27日1010          
8月3日1073      30  
8月17日108  2    2022(100)
8月31日1073      30  
9月7日15132      13  
9月14日151212     20  

 1:2-メルカプトエタノール(2ME)感受性抗体(感染初期のIgM抗体の存在を示す)
 2:HI抗体価 1:40以上
島根県感染症情報センター