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感染症 年報
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2006(H18)年 <  2007(H19)年 年報  > 2008(H20)年
目次I.概要II-1.発生状況の解析と評価II-2.定点把握疾患発生状況III.検査情報
インフルエンザ定点小児科定点眼科定点基幹病院定点
インフルエンザ >データ表示
 2006/2007年シーズンのインフルエンザの報告数は6,528件であった。流行の規模は中規模であったが、例年に比較して流行の立ち上がりが鈍く、1月初旬から3月下旬にかけて徐々に報告数が増加し、流行のピークとなったのは3月末の第12週であった。第13週から第14週は学校が春休みに入ったため報告患者数は減少に転じたが、4月に入っても流行が続き、報告が無くなり終息したのは5月末であった。春になってからの流行は、B型による小規模なピークを認めることがあるが、はっきりとした流行のピークが3月末の第12週と遅かったのは、1982(S57)年に感染症サーベイランスが始まって以降で最も遅く特徴的な流行であった。
 分離されたウイルスは、シーズン当初からA香港型とB型の混合流行であり、これに加えて2月下旬から散発的にAソ連型が分離された。近年の流行では、シーズン前半と後半で流行するウイルスが入れ替わる現象がよく見られるが、シーズンを通して3つの型が混合して流行するのは珍しい現象である。
 医療圏域別では、大田圏域および隠岐圏域で2峰性の流行がみられ、大田圏域では第6週と第15週に、隠岐圏域では第8週と第17週にピークが認められた。他の圏域では第12週前後にピークを持つ1峰性の流行であった。
 年齢別では、流行が学校の春休みを挟んでいるため、この時期に学童の年齢層の報告数低下が認められる。春休みにより大規模な学級閉鎖が行われたと同じ効果があったと考えられるが、乳幼児や成人層にまでは流行防止の効果は認められない。

インフルエンザウイルス型と報告患者数
シーズン別の流行ウイルス型その1
シーズン別の流行ウイルス型その2

インフルエンザ報告グラフ
過去5年間比較
過去10年間推移
過去10年間推移
過去報告推移
島根県報告推移
地域別報告推移
年齢別報告推移
全国地域別報告推移

シーズン別の報告数合計:インフルエンザ
平均報告数2002/03年2003/04年2004/05年2005/06年2006/07年(2007/08年)
7,3909,9514,8218,9836,6676,528310

インフルエンザ定点
インフルエンザ
小児科定点
RSウイルス感染症
咽頭結膜熱
A群溶連菌咽頭炎
感染性胃腸炎
水痘
手足口病
伝染性紅斑
突発性発しん
百日咳
風しん
ヘルパンギーナ
麻しん
流行性耳下腺炎
眼科定点
急性出血性結膜炎
流行性角結膜炎
基幹病院定点
細菌性髄膜炎
無菌性髄膜炎
マイコプラズマ肺炎
クラミジア肺炎
成人麻しん

解析と評価
発生状況
表5.指数(県)
表6.指数(地区)
表7.地区
表8.月(県)
表09-1.月(東)
表09-2.月(中)
表09-3.月(西)
表09-4.月(隠)
表10.年齢
島根県感染症情報センター