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マラリア(Malaria)
対象疾患一覧県報告数と届出基準全国報告数この疾患に関する情報

マラリア
世界で年間2億人が感染する蚊媒介感染症

マラリアの流行状況
マラリアの流行地域  マラリアは、蚊(ハマダラカ)に刺されることで感染する疾患です。世界中の熱帯・亜熱帯地域で流行し、世界保健機関(WHO)の2016年の推計によると、2015年1年間の新規患者は2億1200万人、死者は429、000人とされています。世界的なマラリア対策の取り組みにより、発生数、死者とも減少傾向にありますが、結核、エイズ(HIV)と並ぶ最大の感染症の一つです。
 日本では、現在のところ国内で感染した例は報告されておらず、流行地から入国した人や帰国した旅行者からの輸入感染例のみで、年間50〜70件の報告があります。島根県では2011年以降、報告がありません。
病原体
 病原体はPlasmodium属の原虫で、ヒトの病気の原因となるのは、熱帯熱マラリア原虫(P. falciparum)、 三日熱マラリア原虫(P. vivax)、卵形マラリア原虫(P. ovale)、四日熱マラリア原虫(P. malariae)の4種類です。
感染予防
蚊に刺されないこと
 マラリアを媒介するハマダラカは、日没から夜明けの時間帯に活動するため、この時間帯の外出は避けましょう。(デング熱などを媒介するネッタイシマカは市街地のたまり水で生息可能で、日中でも活動できますが、ハマダラカは川の沿岸など澄んだ水を好み、日没以後、夜間に活動するという違いがあります)
流行地域では、蚊に刺されないようにすることが必要です。長袖・長ズボンの着用、昆虫忌避剤の使用などを使用します。 忌避剤は、海外製の高濃度のものを使用すると効果的です。
 また室内では、エアコンを付け蚊の侵入を避ける、蚊取線香又は電気式蚊取器を使う、蚊帳を使用する、などして蚊を防止しましょう。
予防薬
 医師の処方により、予防薬を飲む方法もあります。しかし、予防薬を飲んでいても100%感染しないという保証はありません。流行地域では、蚊に刺されないように予防しましょう。
症状
 発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、関節痛などです。
 熱帯熱マラリアは重症化しやすく、死亡することも多いので、初期症状を見逃さず、入院治療が可能な医療機関を受診することが大切です。流行地域に渡航する際は、受診可能な医療機関を把握しておくことが必要です。
治療
 マラリアに対しては抗マラリア薬があり、薬による治療が可能です。早期診断と早期治療は流行及びマラリアによる死亡の抑制に有効な対策です。
 一方で、抗マラリア薬に耐性を示すものも報告されており、薬剤耐性マラリアへの対応は課題となっています。
感染症法に基づく取扱い
 4類感染症に指定されていて、症状や所見及び病原体・血清学的に診断した医師は、直ちに最寄りの保健所にをすることが義務づけられています。
媒介疾患

マラリア
リンク
島根県感染症情報センター