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県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が7件(松江圏域3件、浜田圏域2件、益田圏域2件)、 腸管出血性大腸菌感染症が2件(大田圏域)、 日本紅斑熱が4件(松江圏域2件、出雲圏域2件)、 重症熱性血小板減少症候群が1件(益田圏域)、 梅毒が3件(松江圏域1件、浜田圏域2件)、 侵襲性肺炎球菌感染症が1件(出雲圏域)、 カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症が4件(松江圏域1件、出雲圏域2件、益田圏域1件)、 報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) :
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇COVID-19 :(64.7)。 7月の1.6倍に増加しました。 増加速度が少し鈍化していますが、これで頭打ちとなり減少に転ずると思わない方が良いでしょう。 インフルエンザとのツインデミックが差し迫っていると考えられます。 ワクチンの接種率が低下していると言われております。 積極的にワクチン接種を勧めましょう。
〇手足口病とヘルパンギーナ :兄弟分の疾患ですので、同じ動きでともに7月より減少しましたが、減少幅は ヘルパンギーナの方が顕著でした。収束に向かっていることを期待しましょう。
発生推移グラフ グラフ凡例
RSウイルス感染症報告推移グラフ 手足口病報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 急性出血性結膜炎及び流行性角結膜炎の報告はありませんでした。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が15件、性器ヘルペスウイルス感染症が1件、尖圭コンジローマが0件および淋菌感染症 が4件の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎 :0件。〇無菌性髄膜炎:3件。〇マイコプラズマ肺炎:0件。
〇クラミジア肺炎 :0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :22件。地区別では東部1件(5%)、中部8件(36%)、西部13件(59%)、隠岐0件 年代別では70歳以上が15件(68%)を占めています。 
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :1件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2023年6月〜2023年8月の検出結果)
 インフルエンザからAH3型とAH1pdm型、咽頭炎、肺・気管支炎からRSウイルス、パラインフルエンザ4型、アデノウイルス1型・2型が検出されています。
2023年6月から2023年8月までの診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所(一部抜粋)
ウイルス名アデノコクサッキーBパレコインフルエンザパラインフルエンザRSヒトメタニューモ SFTSV新型コロナ19合計
12516AH1 AH34
インフルエンザ     23      5
感染性胃腸炎1 211        5
咽頭炎・扁桃炎 1       3   4
肺・気管支炎1      1 2   4
無菌性髄膜炎  1          1
SFTS           3 3
COVID-19            4747
流行性角結膜炎         11  2
その他22 1    7   3648
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