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県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が5件(松江圏域1件、大田圏域1件、浜田圏域1件、益田圏域2件)、 腸管出血性大腸菌感染症が27件(雲南圏域1件、出雲圏域25件、大田圏域1件)、 腸チフスが1件(松江圏域)、 日本紅斑熱が3件(雲南圏域1件、出雲圏域1件、浜田圏域1件)、 重症熱性血小板減少症候群が1件(益田圏域)、 梅毒が2件(松江圏域1件、出雲圏域1件)、 侵襲性肺炎球菌感染症が2件(松江圏域)、 カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症が3件(松江圏域1件、出雲圏域2件)、 報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) :
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇RSウイルス感染症 :(23.2)。 6月から少しですが増加しました。 昨年は3か月で流行が終息しましたので、それと同様であれば7月にピークとなり、8月からは減少に転ずると思われます。
〇手足口病とヘルパンギーナ 手足口病は6月の3倍であり、513件とかなりの報告数でした。ヘルパンギーナは手足口病のほぼ半数ですが、6月の2.5倍でほぼ同じ動きでした。 手足口病とヘルパンギーナは、起因ウイルスがほぼ重なっている兄弟分の疾患ですので、二つを厳密に区別する必要はないかもしれません。 どちらも1?3か月は流行することが多いので、8月も流行が続くと予想されます。
発生推移グラフ グラフ凡例
RSウイルス感染症報告推移グラフ 手足口病報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 流行性角結膜炎の報告が1件あります。急性出血性結膜炎の報告はありませんでした。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が17件、性器ヘルペスウイルス感染症が1件、尖圭コンジローマが1件および淋菌感染症 が3件の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎 :2件。〇無菌性髄膜炎:2件。〇マイコプラズマ肺炎:0件。
〇クラミジア肺炎 :0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :19件。地区別では東部0件、中部9件(47%)、西部10件(53%)、隠岐0件 年代別では70歳以上が13件(68%)を占めています。 
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :1件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2023年5月〜2023年7月の検出結果)
 インフルエンザから主にAH3型、咽頭炎、肺・気管支炎からRSウイルス、パラインフルエンザ3型・4型、アデノウイルス1型・2型が検出されています。
2023年5月から2023年7月までの診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所(一部抜粋)
ウイルス名アデノコクサッキーAコクサッキーBインフルエンザパラインフルエンザRSVヒトメタニューモ サポSFTSV新型コロナ合計
1225AH34
インフルエンザ    6       6
感染性胃腸炎         1  1
咽頭炎・扁桃炎 2 1  2     6
肺・気管支炎1    21     4
SFTS          5 5
COVID-19           3535
流行性角結膜炎     1      1
その他1 1   11   2933
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