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県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が1件(松江圏域)、 日本紅斑熱が7件(松江圏域3件、出雲圏域1件、浜田圏域2件、益田圏域1件)、 レジオネラ症が2件(大田圏域1件、浜田圏域1件)、 重症熱性血小板減少症候群が2件(浜田圏域1件、益田圏域1件)、 劇症型溶血性レンサ球菌感染症が1件(松江圏域)、 侵襲性肺炎球菌感染症が2件(松江圏域1件、出雲圏域1件)、 カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症が1件(出雲圏域)、 報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) :
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇インフルエンザ :(14.4)。 9月のA型インフルエンザは8月の3倍に増加しました。 成人例は少なく、大部分は20歳未満の若者です。 COVID-19も減少傾向になったとはいえまだかなりの報告数ですので、インフルエンザとのツインデミックの様相を呈しています。 どちらもワクチンがありますので、少しでも感染者数と重症者を減らすためにはワクチン接種を積極的に勧めるべきです。
〇咽頭結膜熱 :(2.5)。 8月のおよそ3倍に増加しました。 比較的元気が良いにも関わらず高熱が持続する疾患です。 COVID-19・溶連菌咽頭炎・インフルエンザとの鑑別が重要な疾患です。
発生推移グラフ グラフ凡例
インフルエンザ報告推移グラフ 咽頭結膜熱報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 急性出血性結膜炎及び流行性角結膜炎の報告はありませんでした。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が20件、性器ヘルペスウイルス感染症が1件、尖圭コンジローマが0件および淋菌感染症 が3件の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎 :0件。〇無菌性髄膜炎:1件。〇マイコプラズマ肺炎:0件。
〇クラミジア肺炎 :0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :28件。地区別では東部0件、中部9件(32%)、西部19件(68%)、隠岐0件 年代別では70歳以上が23件(82%)を占めています。 
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :0件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2023年7月〜2023年9月の検出結果)
 インフルエンザからAH3型とAH1pdm型、咽頭炎・扁桃炎、肺・気管支炎からRSウイルス、ヒトメタニューモウイルス、アデノウイルス2型が検出されています。
2023年7月から2023年9月までの診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所(一部抜粋)
ウイルス名アデノコクサッキーAコクサッキーBパレコインフルエンザRSVライノ ヒトメタニューモSFTSV新型コロナ合計
123451 6AH1AH3
インフルエンザ       45      9
感染性胃腸炎1  1211        6
咽頭炎・扁桃炎  2       21   7
肺・気管支炎          1 1  2
無菌性髄膜炎    1          1
SFTS             5 5
COVID-19              4444
流行性角結膜炎          1 1  2
その他122  31   711 3250
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