1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
結核が11件(出雲圏域1件、大田圏域1件、浜田圏域3件、益田圏域6件)、
腸管出血性大腸菌感染症が48件(雲南圏域2件、出雲圏域46件)、
腸チフスが1件(浜田圏域)、
つつが虫病が2件(浜田圏域1件、益田圏域1件)、
日本紅斑熱が1件(大田圏域)、
レジオネラ症が1件(浜田圏域)、
重症熱性血小板減少症候群が1件(益田圏域)、
クロイツフェルト・ヤコブ病が1件(出雲圏域)、
梅毒が5件(松江圏域4件、出雲圏域1件)、
カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症が3件(出雲圏域)、
報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) :
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇インフルエンザ
:(3.4)。
長かった今シーズンのインフルエンザの流行ですが、週を追うごとに減少し、第26週は第22週の半数以下になっていますので、終息が見えてきました。
A型のみでB型は流行せずにシーズンオフになりそうです。
3)眼科定点報告
急性出血性結膜炎1件および流行性角結膜炎2件の報告があります。
4)性感染症報告
性器クラミジア感染症が16件、性器ヘルペスウイルス感染症が1件、尖圭コンジローマが2件および淋菌感染症
が5件の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎
:0件。〇無菌性髄膜炎:1件。〇マイコプラズマ肺炎:2件。
〇クラミジア肺炎
:0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):1件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
:15件。地区別では東部0件、中部5件(33%)、西部10件(67%)、隠岐0件
年代別では70歳以上が13件(87%)を占めています。
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症
:0件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2023年4月〜2023年6月の検出結果)
インフルエンザから主にAH3型、咽頭炎、肺・気管支炎からRSウイルス、パラインフルエンザ3型・4型、アデノウイルス1型・2型が検出されています。
ウイルス名 | アデノ | インフルエンザ | パラインフルエンザ | RSV | ヒトメタニューモ | サポ | SFTSV | 新型コロナ | 合計 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
型 | 1 | 2 | AH1 | AH3 | 3 | 4 | ||||||
インフルエンザ | 1 | 8 | 9 | |||||||||
感染性胃腸炎 | 1 | 1 | ||||||||||
咽頭炎・扁桃炎 | 2 | 3 | 5 | |||||||||
肺・気管支炎 | 1 | 1 | 2 | 1 | 5 | |||||||
SFTS | 3 | 3 | ||||||||||
COVID-19 | 59 | 59 | ||||||||||
流行性角結膜炎 | 1 | 1 | ||||||||||
その他 | 1 | 1 | 11 | 13 |