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前月へ 島根県感染症情報(月報) 2023年5月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)[ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が4件(雲南圏域1件、出雲圏域1件、大田圏域1件、益田圏域1件)、 細菌性赤痢が1件(浜田圏域)、 日本紅斑熱が3件(雲南圏域1件、益田圏域2件)、 レジオネラ症が2件(益田圏域)、 アメーバ赤痢が1件(松江圏域)、 梅毒が2件(出雲圏域1件、益田圏域1件)、 侵襲性インフルエンザ菌感染症が1件(隠岐圏域)、 侵襲性肺炎球菌感染症が1件(松江圏域)、 カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症が2件(松江圏域1件、出雲圏域1件)、 報告されています。
*週報報告医療機関からの報告患者数(4週換算) :
2)インフルエンザおよび小児科定点報告( )内は月の定点当たり報告数(4週換算) [ ]は週当り定点当り報告数
〇RSウイルス感染症 :(3.1)。 月後半の第20週から増加が目立ち始め、第21週は1週間で41件とかなりの流行となってきています。 COVID-19自粛で1年流行がなかった影響からか昨年もこの時期に流行しましたが、今年も同様のようです。 流行しなかった年の影響で集団免疫が低下していると考えられますので、今年は大きな流行になる可能性があります。
〇手足口病 :(1.3)。 4月はわずか6でしたが、5月は29に増加しました。 起炎ウイルスは複数ありますので、同じウイルスの再燃なのか別のウイルスによるものなのかはわかりませんが、2やま3やまの流行をみた年も過去にはありましたので、今後の動向に注意しましょう。
発生推移グラフ グラフ凡例
RSウイルス感染症報告推移グラフ 手足口病報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 急性出血性結膜炎0件および流行性角結膜炎2件の報告があります。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が15件、性器ヘルペスウイルス感染症が0件、尖圭コンジローマが2件および淋菌感染症 が5件の患者発生報告があります。
5)基幹病院報告
〇細菌性髄膜炎 :1件。〇無菌性髄膜炎:0件。〇マイコプラズマ肺炎:0件。
〇クラミジア肺炎 :0件。〇感染性胃腸炎(ロタ):0件。
〇メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 :20件。地区別では東部3件(15%)、中部5件(25%)、西部12件(60%)、隠岐0件 年代別では70歳以上が13件(65%)を占めています。 
〇ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :0件。〇薬剤耐性緑膿菌感染症:0件。
2.病原体検出情報(2023年3月〜2023年5月の検出結果)
 インフルエンザから主にAH3型、咽頭炎、肺・気管支炎からRSウイルス、ライノウイルス、ヒトメタニューモウイルス、ヒトコロナウイルス43が検出されています。
2023年3月から2023年5月までの診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所(一部抜粋)
ウイルス名アデノコクサッキーBインフルエンザRSVライノヒトメタニューモ サポSFTSVヒトコロナ新型コロナ合計
125AH1AH343
インフルエンザ   121        22
感染性胃腸炎         1   1
咽頭炎11   115    11231
肺・気管支炎       1     1
無菌性髄膜炎  1          1
SFTS          3  3
COVID-19            5656
その他1            1
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