トップ > 医療・福祉 > 薬事・衛生・感染症 > 感染症対策 > 感染症情報トップ > 週報
感染症情報トップ
対象疾患一覧
疾患別
カレンダー
感染症 週報
グラフ一覧

前週へ 島根県感染症情報(週報) 2016年 第50週 (12/12〜12/18) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
⇒ 印刷用PDF版
1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が3件(松江圏域1件、大田圏域2件)、アメーバ赤痢が2件(出雲圏域1件、浜田圏域1件)、侵襲性肺炎球菌感染症が1件(出雲圏域)、カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症が2件(松江圏域1件、出雲圏域1件)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ :県内全域(1.8)の患者報告数は増加し、流行開始の目安となる定点当り1.0人を超えました。 益田圏域(8.8)、雲南圏域(2.0)及び浜田圏域(1.2)でやや流行しているほか、出雲圏域(0.8)及び松江圏域(0.5)で患者発生報告があります。 各医療機関でA型が検出(迅速診断)されているほか、浜田圏域ではB型も検出されています。うがい・手洗い・咳エチケット等、感染予防を心掛けましょう。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(2.1)の患者報告数はほぼ横ばいです。松江圏域(4.9)、出雲圏域(1.8)でやや流行しているほか、益田圏域(1.0)、隠岐圏域(1.0)及び雲南圏域(0.5)で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎 :県内全域(1.8)の患者報告数は過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。雲南圏域(8.0)で増加し警報レベル(6.0)を超える流行となっています。 松江圏域(3.0)で増加し注意報レベルの流行となっているほか、浜田圏域(0.7)、出雲圏域(0.4)及び益田圏域(0.3)で患者発生報告があり注意が必要です。
○手足口病 :県内全域(1.0)の患者報告数はほぼ横ばいです。出雲圏域(3.0)及び松江圏域(1.0)でやや流行しているほか、雲南圏域(0.5)で患者発生報告があります。
○伝染性紅斑 :県内全域(0.7)の患者報告数はほぼ横ばいですが、隠岐圏域(5.0)及び益田圏域(2.7)で警報レベル(2.0)を超える流行となっているほか、浜田圏域(1.0)で患者発生報告があり注意が必要です。
○流行性角結膜炎 :出雲圏域(3.0)で患者発生報告があるほか、学校欠席者情報収集システムによると、松江圏域で患者発生報告があります。
○マイコプラズマ肺炎 :浜田圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○インフルエンザ :A香港型が11月下旬には県内全域で検出されています。
○感染性胃腸炎 :ノロウイルスGUが11月下旬には県内全域で検出されています。また、サポウイルスが11月に中部から検出されています。
○手足口病 :2015年に手足口病から検出されていたコクサッキーウイルスA6型が8月に検出されており、その後、増加しています。
○咽頭結膜熱 :主に、アデノウイルス3型が10月及び11月に検出されています。
○肺・気管支炎 :RSウイルス、アデノウイルス2型及びライノウイルスが11月に検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
インフルエンザ横這横這横這 横這横這×
感染性胃腸炎横這横這増加 横這横這
A群溶連菌咽頭炎横這横這横這 横這横這
流行性耳下腺炎増加増加増加 横這報告なし×
手足口病横這横這横這 横這×報告なし×
伝染性紅斑横這減少×横這× 横這横這

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
インフルエンザ発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ
流行性耳下腺炎発生推移グラフ 手足口病発生推移グラフ 伝染性紅斑発生推移グラフ
凡例
推移グラフ一覧
島根県感染症情報センター
アクセスカウンターアクセスカウンター