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前週へ 島根県感染症情報(週報) 2016年 第51週 (12/19〜12/25) 次週へ
県内情報(概況)島根県定点報告数全国定点報告数全数把握疾患(全国)
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1)全数報告感染症(1〜5類感染症) [ ]は無症状病原体保有者を再掲
 結核が4件(松江圏域1件、雲南圏域1件、出雲圏域1件、益田圏域1件)報告されています。
2)定点報告5類感染症
○インフルエンザ :県内全域(2.6)の患者報告数は、第50週以降、流行開始の目安となる定点当り1.0人を超えています。 益田圏域(9.2)、松江圏域(3.1)、雲南圏域(2.0)及び出雲圏域(1.0)でやや流行しているほか、浜田圏域(0.6)で患者発生報告があります。 各医療機関でA型が主に検出(迅速診断)されており、雲南圏域及び浜田圏域ではB型も検出されています。うがい・手洗い・咳エチケット等、感染予防を心掛けましょう。
○A群溶連菌咽頭炎 :県内全域(2.9)の患者報告数は増加しています。松江圏域(7.1)で増加し流行しているほか、出雲圏域(2.6)でやや流行しており、大田圏域及び隠岐圏域を除く各圏域で患者発生報告があります。
○流行性耳下腺炎 :県内全域(1.0)の患者報告数は過去5年間の同期に比べ多い状況が続いています。雲南圏域(2.5)で警報レベル終息基準値(2.0)を超える流行が続いており、益田圏域(2.3)及び松江圏域(1.1)でやや流行しているほか、出雲圏域(0.4)で患者発生報告があり注意が必要です。
○伝染性紅斑 :県内全域(0.6)の患者報告数はほぼ横ばいですが、益田圏域(2.0)及び隠岐圏域(2.0)で警報レベル(2.0)の流行が続いているほか、松江圏域及び大田圏域を除く各圏域で患者発生報告があり注意が必要です。
○手足口病 :松江圏域(1.0)でやや流行しているほか、出雲圏域(0.8)及び浜田圏域(0.3)で患者発生報告があります。
○マイコプラズマ肺炎 :松江圏域(1.0)及び雲南圏域(1.0)の基幹病院定点で患者発生報告があります。
3)主な病原体の分離状況等
○インフルエンザ :A香港型が11月下旬には県内全域で検出され、増加しています。
○感染性胃腸炎 :ノロウイルスGUが11月下旬には県内全域で検出されています。また、サポウイルスが11月に中部から検出されています。
○咽頭結膜熱 :10月は、主にアデノウイルス3型が検出されていましたが、11月に入り、アデノウイルス1型及びアデノウイルス2型も検出されています。
○肺・気管支炎 :アデノウイルス2型及びライノウイルスが11月に検出されています。
主な感染症の流行状況
疾患名全県東部中部西部隠岐
インフルエンザ横這横這横這 横這横這×
感染性胃腸炎横這横這増加 横這増加
A群溶連菌咽頭炎増加増加横這 横這横這×
流行性耳下腺炎横這減少横這 横這報告なし×
伝染性紅斑横這横這×横這 横這横這
手足口病横這横這減少 横這報告なし×

記号の説明
◎:流行、○:やや流行
△:散発、×:患者発生なし

過去4週の流行の推移
急増:急増 増加:増加傾向
急減:急減 減少:減少傾向
横這:横這 報告なし:報告なし
インフルエンザ発生推移グラフ 感染性胃腸炎発生推移グラフ A群溶連菌咽頭炎発生推移グラフ
流行性耳下腺炎発生推移グラフ 伝染性紅斑発生推移グラフ 手足口病発生推移グラフ
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