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名前が<ア>ではじまる植物の解説
アオキ(ミズキ科)
光が差し込みにくい林の中などでもよく育つ樹木です。葉も幹も緑色で、冬でも青々としているところからこの名前がつけられました。葉は大きく、なめし皮質をしています。12〜4月ごろ、大きな赤い実をつけるのでよく目立ちます。木の実の少ない冬の時期に実をつけるので、鳥のエサになったり、生け花の材料に使われたりします。庭木として植えられているアオキには、白い斑の入ったものも見られます。
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アオハダ(モチノキ科)
幹はすべすべしており、この皮をはぐと緑色の内皮が現れるのでアオハダと名づけられました。秋にはアズキ大の赤い実をたくさんつけますが、この実はクマの好物として知られています。
また、葉のつき方(長枝に互生し、短枝に束生)に特徴があるので観察してみましょう。
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また、葉のつき方(長枝に互生し、短枝に束生)に特徴があるので観察してみましょう。
アカガシ(ブナ科)
カシの中で最も大きな葉を持っています。
県内で見られるカシの仲間には、アカガシのほか、アラカシ、ウラジロガシ、シラカシがありますが、アカガシの葉の縁には鋸(きょ)歯がなく、他と容易に見分けることができます。
カシの中で最も大きな葉を持っています。
県内で見られるカシの仲間には、アカガシのほか、アラカシ、ウラジロガシ、シラカシがありますが、アカガシの葉の縁には鋸(きょ)歯がなく、他と容易に見分けることができます。
アカシデ(カバノキ科)
椎木林に生える落葉の高木樹です。若葉が赤く、秋に紅葉することからアカシデと名付けられました。葉の葉脈がよく目立つ樹木は、同じ仲間のイヌシデ・クマシデのほか、ケヤキ・ミズメなどがあります。よく観察すると区別がわかります。
椎木林に生える落葉の高木樹です。若葉が赤く、秋に紅葉することからアカシデと名付けられました。葉の葉脈がよく目立つ樹木は、同じ仲間のイヌシデ・クマシデのほか、ケヤキ・ミズメなどがあります。よく観察すると区別がわかります。
アカソ(イラクサ科)
日本海側に分布する多年草です。薄暗い湿った所を好みますが、林道の脇などで群生しているのをよく見かけます。
茎が赤く、繊維質なことから赤麻(アカソ)と名付けられました。
日本海側に分布する多年草です。薄暗い湿った所を好みますが、林道の脇などで群生しているのをよく見かけます。
茎が赤く、繊維質なことから赤麻(アカソ)と名付けられました。
アカマツ(マツ科)
樹皮が赤っぽいマツで、アカマツと名付けられました。樹皮が黒っぽいものがクロマツです。また、針のような葉の先を触ってみると、アカマツよりもクロマツが鋭く痛いので実験してみてください。
キノコの王様といわれるマツタケは、アカマツの周辺に生えます。
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キノコの王様といわれるマツタケは、アカマツの周辺に生えます。
アカメガシワ(トウダイグサ科)
5mくらいになる落葉樹で、丘陵地で普通に見られる樹木です。新芽が赤いこと、カシワと同じように食物をのせるために使われたので、この名がつけられたようです。
赤い新芽は、山葉としても利用されます。
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赤い新芽は、山葉としても利用されます。
アカモノ(ツツジ科)
北海道や近畿地方以北の亜高山帯にみられますが、隔離的に中国山地の一部に分布しています。
常緑の小低木で5〜6月頃に赤いがく弁と対照的な白い花弁(鐘状)の可愛い花を下向きにつけます。
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常緑の小低木で5〜6月頃に赤いがく弁と対照的な白い花弁(鐘状)の可愛い花を下向きにつけます。
アキグミ(グミ科)
落葉の低木で、明るい林縁や河川敷などで見られます。一般的なグミは、夏までに赤く熟し、早くに実を落としますが、アキグミは、秋に熟すことからこの名が付けられました。
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アギスミレ(スミレ科)
沼のほとりの木陰に生える多年草です。茎は高さ10cmぐらいで、株もとから多数でます。春から初夏にかけて、長い花柄の先に小さい白色の花をつけます。
沼のほとりの木陰に生える多年草です。茎は高さ10cmぐらいで、株もとから多数でます。春から初夏にかけて、長い花柄の先に小さい白色の花をつけます。
アキチョウジ(シソ科)
薄暗い山地に生える多年草です。
秋に茎の先にうす紫色の花を総状につけます。その花の形が丁字形であることから名付けられました。
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秋に茎の先にうす紫色の花を総状につけます。その花の形が丁字形であることから名付けられました。
アキノキリンソウ(キク科)
日の当たる草原などに生える多年草です。
花がベンケイソウ科のキリンソウに似ていること、秋に咲くことから名付けられました。8〜10月頃に茎先に黄色い花を総状につけます。
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花がベンケイソウ科のキリンソウに似ていること、秋に咲くことから名付けられました。8〜10月頃に茎先に黄色い花を総状につけます。
アケビ(アケビ科)
葉を観察すると5枚の葉と3枚の葉のアケビがあることがわかります。5枚の楕円形の葉のものをアケビ、3枚の葉のものはミツバアケビと呼ばれています。春になると暗紫色の雄花と雌花を咲かせます。雌花の中には、バナナを小さくしたような部分がありますが、それが将来実となるところです。果肉はもちろん、果皮や若芽も食べることができます。
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アサダ(カバノキ科)
落葉の高木で、アカシデやイヌシデの仲間ですが、これらと比べるとその育成はまれです。
落葉の高木で、アカシデやイヌシデの仲間ですが、これらと比べるとその育成はまれです。
アシウスギ(スギ科)
本州の日本海側の多雪地帯に自生するスギです。ウラスギとも呼ばれ、スギの変種として扱われています。アシウスギは幹の下部から大枝を出すことが多く、下枝は雪に押されて地につき、そこから根を出して独立します。
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アセビ(ツツジ科)
やや乾燥した斜面などに生育する常緑の樹木です。早春にスズランに似た白く美しい花を咲かせます。有毒植物で、漢名を「馬酔木」と書きます。山の牧場などでは、家畜がこの葉を食べないために、アセビが点々と残っている光景がよく見られます。昔はアセビの毒を利用して農作物の害虫駆除や家畜の寄生虫駆除に利用していました。
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アブラギリ(トウダイグサ科)
昔は、油をしみこませた和紙で、傘や雨合羽を作っていました。アブラギリは、その時に使う油の代表的な原料植物でした。中国原産のこの樹木は広く栽培されていたのです。そのころ栽培されていたものが野生化して、いたるところで見られるようになっています。5月ごろ、3cmほどの白い花をたくさんつけます。花は5弁で中心が赤みを帯び、梅の花に似てきれいです。10月ごろ、2cmくらいの黄褐色の果実をつけますが、この種子の油をしぼって桐油をとるのです。葉は大きく、先端が3つに分かれているのが特徴です。
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アブラチャン(クスノキ科)
この木の材には精油の含有が多く、燃えやすいという特徴があります。生木でもよく燃え、山でのたき火の材料として古くから重宝がられていたことから、この名がつけられました。アブラチャンは、谷間を好んで生える性質があり、早春には黄色の花をつけ、秋には黄褐色の小さな実をつけます。
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アマドコロ(ユリ科)
林縁や草原に生える多年草です。地下茎がヤマノイモに似ていて、少し甘いところから、名付けられました。よく似た植物にナルコユリ、ホウチャクソウがあります。
アマドコロは葉の葉脈が浮きでているほか、ホウチャクソウは茎が上部で枝分かれしていて容易に区別ができます。
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アマドコロは葉の葉脈が浮きでているほか、ホウチャクソウは茎が上部で枝分かれしていて容易に区別ができます。
アラカシ(ブナ科)
ドングリをつけるブナ科の樹木の中ではもっともよく見られる常緑の高木です。
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葉の上半分に粗い鋸歯があるのが特徴です。
アリドオシ(アカネ科)
細くて鋭いトゲがある低木です。アリも刺し通すほどに鋭いトゲの様子から、この名前が付けられました。10〜4月ごろまで赤い実をつけていますが、この実は、双生児のように2つ並んでついています。花の少ない正月に赤い実をつけているので、同じように赤い実をつけるセンリョウ、マンリョウとともに「千両、万両、有り通し」などとしゃれて、正月の床の間に飾ることがあります。
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アワブキ(アワブキ科)
だ円形のかなり大きな葉を持っています。葉の側脈は、きれいに平行に走っているのでかなり目立ちます。材は割れや狂いが生じやすいので、薪ぐらいにしか用途がありません。材を火にくべると、木口から白い泡を吹く特徴があるので、この名がつきました。また、出てきた泡や葉を口に含むと酸っぱいので、スノキとも呼ばれ、秋には黄葉します。
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