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島根県農業試験場研究報告第16号(1980年5月)p1-12

 


コンバイン排出わらの収集乾燥技術について(第2報)
結束わらの連結装置の改造と収集、乾燥法の改良


細木俊樹、布野精治、高野總十良、服部昭三


摘要

 前報の結束機を改造して、排出わらを2か所で結束し、2本の連結ひもをそれぞれに通すように試作した。

 この結束機を使用した収穫作業機および収集、架掛、乾燥法試験の結果は次のとおりである。

 

  • 2か所結束、2本連結機構にするため、結束機の結束部、パッカアーム、放出アームなど数か所を改造し、機構の作動は問題がなかった。

 

  • 収穫作業能率は7.5a/h、8.2a/hと前報の1/2となったが、事前にトラブルが起きないように作業速度を落とした。

 

  • 結束ミス率は3.5%、5.3%であったが、両方の同時ミスはなく、2本の連結ひもの使用により、完全にはずれる束はなかった。

 

  • 収穫作業能率は7.4a/h、7.8a/hで、架掛けは三角架と鉄パイプで作り、スダレ状にかけた。

 

  • 乾燥方法の比較では架掛法がよく、地干し、立干しは乾燥効果が認められなかった。
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