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島根県農業試験場研究報告第14号(1976年12月)p18-28

ジベレリン処理デラウエアブドウの着色障害に関する研究(予報)

 


 


竹下修、澤田真之輔、高橋國昭、村上英行、多久田達雄、栂野利雄、上野良一、石井卓爾、河野良洋


摘要

 

  • 1972年以来ハウス内のジベレリン処理デラウエアのゴマシオ型着色障害樹について葉分析と土壌分析を続けてきた。主な葉内無機成分ではマンガンのみに差があり、障害樹は常に対照の健全樹より含量が低かった。また常習発生園の土壌PHは比較的高い場合が多かった。

 

  • 開花期葉柄内マンガン含量がほぼ50ppm以下の樹では着色障害が発生する恐れがあり、含量の低い樹ほど症状が激しくなる傾向がうかがえた。また、健全樹では収穫期第15葉の葉柄内マンガン舎量は開花期第5葉のそれより高いが、障害園では両者にほとんど差がない。

 

  • 常習障害発生樹に対し、硫酸マンガンの葉面散布を行ったところ、ほぼ完全にゴマシオ型着色障害の発生を防止することができた。散布液の濃度は硫酸マンガンの0.4%前後、時期は満開後15−25日頃がよく、石灰は混用しない方がよかった。
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