島根県農業試験場研究報告第6号(1963年11月)p1-18
イグサシンムシに関する研究
野津六兵衛
イグサシンムシは1年に4回の発生で幼虫態でい草の茎中で越冬する。成虫の発生期は5月から8月に互り、特に6月中、下旬の第2世代と7月中、下旬の第5世代の発生が多い。本圃において最も加害の激しいのは第1および第2世代の幼虫で、第3世代以降の幼虫は苗床において加害するので被害はそれほど著しくない。
防除方法としては成虫の発生期、特に5,6月ごろ灌水の深ざを9cm以上にして3昼夜湛水し、これを5日ことにくりかえすこと。成虫の発生最盛期に硫酸ニコチン600倍液を散布すること。成虫の発生最盛期(6−7月)に誘蛾灯を設置すること。屑い草を処分することなどが有効な方法である。
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