感染性胃腸炎に注意しましょう!
感染性胃腸炎は、ウイルスや細菌など様々な病原体が原因となります。中でもノロウイルスは冬季に多く報告され、食中毒の原因にもなります。また、ノロウイルスは感染力が強く、集団発生を起こしやすいため、注意が必要です。
以下のことに注意し、感染性胃腸炎にかからない、かかっても人にうつさないように気をつけましょう。
症状
- 主な症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛で、発熱は軽度です。通常、これらの症状が1、2日続いた後、治癒し、後遺症はありません。
- 感染しても発症しない場合や、軽い風邪のような症状の場合もあります。
- 体力の弱い小児や高齢者の場合、ひどい下痢により脱水症状を起こし、入院が必要になる場合があります。
感染を防ぐためには?
- トイレの後、調理前、食事前は特に、石けんと流水で適切な手洗いを行いましょう。
- 便や吐物を処理する時は、十分な換気を行いながら、使い捨て手袋・エプロン(ガウン)・マスクを着用し、処理後は十分に手を洗いましょう。
- 日常的に手の触れる場所(ドアノブ、手すり等)やトイレは、定期的に清掃・消毒をしましょう。消毒には次亜塩素酸ナトリウムが効果的です。
- 嘔吐、下痢等の症状がある人は、調理を控えましょう。
- 食品(特にカキ、アサリ等の二枚貝)の調理にあたっては、中心部まで十分加熱しましょう。加熱は、中心温度85℃から90℃で90秒以上が目安です。
ノロウイルス食中毒の詳細については、こちらをご覧ください。
→(外部サイト)厚生労働省「ノロウイルス食中毒予防対策リーフレット」
感染性胃腸炎にかかったら
- 体調が悪くなったら、早めに医療機関を受診しましょう。
- 脱水症状を防ぐため、十分に水分補給をしましょう。
- 手洗いを徹底しましょう。
- 適切に嘔吐物や排泄物の処理をしましょう。
- 症状が治まった後も、1週間から4週間は便中にウイルスが排泄されます。回復してからも排便後はしっかり手洗いをしましょう。
参考
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