結核は現代の病気です
結核は、かつて「国民病」とも言われていた時代がありましたが、医学の進歩や生活水準の向上などにより、以前に比べて大きく改善してきました。よって、結核はすでに過去の病気であると思われがちですが、我が国において平成24年で21.135人の新規結核患者が発生するという、いまだ最も大きな課題の1つである感染症です。
近年では、多剤耐性結核の問題、多発する学校、医療機関、老人関係施設等における結核集団感染の問題、高齢者における結核患者の増加の問題、在日外国人における結核患者の問題等、緊急に対応を図らなければならない課題が出現しています。
早期発見、早期治療が有効です
● 症状があるときは、早めに受診をしましょう。
<以下の症状があるときは、すぐ病院へ>
□ せきが2週間以上続く
□ たんが出る(たんに血がまざる)
□ 体がだるい
□ 微熱が続く
※風邪かな、と思って安心しないで
結核の初期症状は、風邪症状とよく似ています。
せきやたんが2週間以上続いたら、早めに受診をしてください。
● 定期的に健康診断を受けましょう
健康診断や、結核健診は早期発見に役立ちます。
職場健診、人間ドッグ、市町村の結核健診(原則65歳以上対象)を毎年受けるように心がけましょう。
● 日常的に咳エチケットを心がけましょう
結核に関わらず、せき、くしゃみ、たんから感染する疾患はたくさんあります。
このような症状があるときは、
・ マスクを着けましょう。
マスクを着けていないときは、 ティッシュやハンカチなどで口と鼻をおおい、
周りの人から顔をそむけます。
・ ティッシュはゴミ箱に捨て、他の人が触らないようにします。
手は石けんで丁寧に洗い流します。
(手でおおうのは避けましょう。その手で共用の物に触ると、
他の人への感染がひろがる可能性があります)
結核に関するお問合せ先 : 医事・難病支援課 電話0853−21−1191
お問い合わせ先
出雲保健所
〒693-0021 島根県出雲市塩冶町223-1 島根県出雲保健所 TEL :0853-21-1190 FAX :0853-21-7428 E-mail:izumo-hc@pref.shimane.lg.jp