医療機関相互の機能分担・連携や医療従事者の養成・県内定着を進めることにより、県民が必要なときに良質な医療が受けられる医療機能を確保します。

• 特に中山間地域・離島では、人口減少により、患者数の減少や医療従事者の確保が困難な状況が生じており、病院では、採算性の低い診療科が廃止されたり、病床が削減されるなど、運営が厳しくなってきています。診療所においても、患者数の減少に加え、開業医の高齢化や後継者不足により、閉院する診療所が出てきています。

• 医師は診療科偏在や開業医の高齢化など、看護職員は育休取得者や夜勤困難者の増加等に伴う人員の不足、薬剤師は中山間地域・離島を中心に病院薬剤師の不足、といったことが課題となっています。

• 長年、島根県の死亡原因の第１位であるがんは、近年では、医療技術の進歩や新薬の登場等を背景に、体への負担がより少ない医療を選択することが可能になってきています。このため、本人の希望や病状に応じた支援を行う必要があります。

• 巡回診療や診療所への医師派遣等に取り組む地域医療拠点病院数23を維持します。
• 救急病院数24を維持します。

　※いずれも当該年度３月時点

【医師】

• 県内病院・公立診療所の医師充足率（当該年度10月時点）：令和11年度に90％を目指します。

　※全域が医師少数区域等の二次医療圏。現状（令和6年度）は79.7％
 

【看護職員】

• 県内病院の看護職員の充足率（当該年度10月時点）：令和11年度に98％を目指します。

　※現状（令和6年度）は95.7％
 

【薬剤師】

• 県内病院の薬剤師の充足率（当該年度10月時点）：令和11年度に91.7％を目指します。

　※現状（令和6年度）は84.0％

• がんの７５歳未満年齢調整死亡率（人口10万対）のさらなる減少を目指します。

　※現状（令和６年）は男性74.4、女性51.0

• それぞれの地域で、市町村、医療機関、医師会などの関係機関等により、医療機関の間の役割分担や連携体制を検討し、中山間地域や離島においても、必要な医療サービスが提供できるよう取り組みます。
• 巡回診療や診療所へ医師の派遣を行うなど地域の診療支援に重要な役割を担っている地域医療拠点病院に対し、運営費や設備整備費の経営支援や、代診医派遣等の人的支援を行います。

• 関係機関や市町村と連携しながら、医師、看護職員、薬剤師をはじめ、地域において必要な医療従事者の養成・確保、県内定着を推進するとともに、資質の向上に取り組みます。

• 小児から高齢世代まで幅広い世代のがん患者に対し、それぞれの希望や世代特有の課題に応じた個別の支援をがん診療連携拠点病院等と連携して取り組みます。

※メールによりご連絡の際は、下記アドレスの「＠」を半角に変換してください

〇医療政策課
TEL:0852-22-5691・5251・5252／FAX：0852-22-6040
E-mail：iryou＠pref.shimane.lg.jp

〇薬事衛生課
TEL:0852-22-6697／FAX：0852-22-6041
E-mail：yakuzaishi＠pref.shimane.lg.jp

〇健康推進課
TEL:0852-22-6701／FAX：0852-22-6328
E-mail：kenkosuishin＠pref.shimane.lg.jp

※このページは「島根創生を進める県の主な取組」にも掲げられています

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