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研修・セミナー等

市町村等認知症施策担当者向け

令和4年度市町村等認知症施策担当者会

〈1〉開催要領

 「市町村等認知症施策担当者会」では、県内の認知症に関する取組がより効果的に展開されるよう、最新情報や先進事例などを共有することで、認知症施策の推進に向けた意見交換・検討の場を提供しております。

 令和4年度は、動画配信と資料共有(市町村取組インタビュー記事)により実施いたします。

〈2〉行政説明

1.島根県における認知症施策について(動画配信)

 【説明者】島根県高齢者福祉課・地域包括ケア推進室

 

 島根県が関係者の皆さまにご協力いただき実施している認知症の施策についてご説明いたします。

 

2.令和4年度認知症疾患医療センター連絡会(資料共有)

 令和4年5月14日に実施した「令和4年度認知症疾患医療センター連絡会」での意見交換をまとめた概要です。

 「認知症予防」、「若年性認知症」、「運転免許(診断書作成)」を主なテーマとして意見交換を実施しました。

3.令和4年度認知症サポート医実態調査(資料共有)

 令和4年5~6月にかけて実施した認知症サポート医実態調査をまとめた概要です。

 「これまでの活動について」、「今後の活動について」、「自由意見」などを主な項目として調査しました。

〈3〉情報提供

若年性認知症支援コーディネーター、オレンジチューターとして(動画配信)

 【説明者】(公社)認知症の人と家族の会・島根県支部・代表・黒松基子氏

 

 (公社)認知症の人と家族の会島根県支部代表の黒松基子氏から、主に若年性認知症やチームオレンジ、認知症の人と家族の会のことなどについて情報提供いただきました。

〈4〉市町村取組インタビュー

1.チームオレンジの設立について

 地域ケア会議をきっかけとして、住民の思いに寄り添い、研修の企画やチームの会則、規約を制定するなど、市の担当者が大きく関与されている点がとても参考になります。

 チームオレンジの設置に向けて、悩まれている市町村が多いと思いますが、このように地域から「私たちに認知症の人や家族に出来ることがないだろうか?」という思いがあった際に、その思いを上手く形にするために、学びを深め、一緒に意見交換を重ねていくことで、自然とチームオレンジの立ち上げに近づいていくのではないかと、取材を通して感じました。

2.認知症サポーター養成・キャラバン・メイトについて

 認知症になっても地域で安心して暮らせるまちづくりのために、キャラバン・メイト連絡会を通してメイトと連携を図り、認知症サポーター養成講座内容を伝わりやすいように、講座の開催要望が増えるように、メイトと一緒に考え、年々取り組みを進化させている点がとても参考になります。

3.高齢者見守り事業について

 地域住民や民間事業者との協力体制の構築に取り組む一方で、GPSやQRコードなどのICTを活用したスムーズな見守りも展開されています。新たな事業の実施にあたっては、警察や地域包括支援センターなど実際に現場で対応される関係者と話し合い、試験的な運用を重ね、課題を整理した上でスタートし、その後も改善に向けて話し合うなど、関係者とともに丁寧に進められている点がとても参考になります。

4.エーザイ社との連携協定・のうNKOWの活用について

 「のうNKOW」は、ゲーム感覚で緊張感なく受けられ、結果が出た時の反応も良く「昨年もやったから気になるので」「最近物忘れがあって心配だから」と言って受けている方もおり、町民の関心が高まっていると感じました。

関心のある人が参加する教室以外にも、健診という健康を意識する場面で実施することで、住民の脳の健康に対する意識向上を図っている点がとても参考になります。


お問い合わせ先

高齢者福祉課