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スギヒラタケを食べることは控えましょう!

 急性の脳症を疑う事例の原因が究明されるまでの間、念のため、腎機能の低下していない人も含めた一般の方も、スギヒラタケを食べることは控えるようにしてください。

 平成16年9月以降、新潟県、山形県及び秋田県等において、原因が不明な急性の脳症を疑う事例が発生しております。

急性の脳症を発症した人は、腎臓の病気などにより、その機能の低下がみられるとともに、スギヒラタケを食べていることがわかっています。

 当初、腎機能障害のある人が、スギヒラタケを食べた後、原因不明の急性脳炎・脳症になる事例が相次いで発生しているということでしたが、その後、新潟県で、腎機能障害の有無が不明である人の死亡例が判明しました。

 つきましては、急性の脳症を疑う事例の原因が究明されるまでの間、念のため、腎機能の低下していない人も含めた一般の方も、スギヒラタケを食べることは控えるようにしてください。

スギヒラタケの写真

スギの切り株に発生したスギヒラタケ

スギヒラタケ

  1. 初秋から晩秋にかけ、アカマツ等の針葉樹、とくにスギの古い切り株・倒木の幹に発生し、多数重なり合って生えます。
  2. スギヒラタケが生える木は、かなり腐朽が進んだ木が多く、表面は、コケや藻類で覆われていることが普通で、発生した木を見てもスギかどうかわからないこともあります。
  3. 色は白色、傘はほとんど無柄で、初めはほぼ円形です、しだいに生長して耳形〜扇形、あるいはへら形となり、径2〜6cm、基部に毛があり、ふちは内側に巻きます。肉は質薄く白色。ひだは幅狭く、極めて密、しばしば分枝します。
  4. スギヒラタケは、キシメジ科スギヒラタケ属のきのこで、栽培は行われていません。
  5. 県内の山野においても容易に採取することができ、食用きのことして食されています。

県民の皆様へ

  • もし、スギヒラタケを摂取して発熱,頭痛などの症状が現れたら,速やかに医療機関に受診してください。

医療機関の方へ

  • 急性脳症(疑義を払拭できないものを含む)の患者を診察した場合は,診断後,直ちに保健所に届出てください。
  • 急性脳症事例に関連する検体保存及び死亡症例の剖検が行われた場合の留意点について、国立感染症研究所感染症情報センターから示されています。

急性脳症事例に関連する留意点について

(国立感染症研究所感染症情報センター)

1血清、髄液、咽頭ぬぐい液、便等の臨床検体の保存に関して

急性脳炎、急性脳症疑い症例の発生においては、医療機関及び臨床検査所、必要に応じた地方衛生研究所等で通常実施可能な検査を行い、可能な限り微生物学的検索を実施することが基本ですが、未施行の検査を将来実施することを想定し、下記のように十分な臨床検体を保存しておくことが重要です。

  • 急性期および回復期(概ね急性期の2週間後)の髄液と血清をできるだけ小分けし、−80度で保存。血清は、時期に関係なくなるべく頻回に保存する。
  • 急性期の便(2日連続)と咽頭ぬぐい液(挿管中の場合は吸引液)、尿を−80度で保存する。

2脳炎・脳症疑い症例が死亡し、剖検が行われた場合の留意点について

死亡症例の剖検が行われた場合には、剖検の担当病理医による総合的な病理学的診断が基本となりますが、感染症の検索も重要であると考えられます。感染症の検索においては、下記の点が重要と思われますが、その実施に関しては国立感染症研究所感染病理部が協力可能です。

  • 脳、その他の病態に関連したと思われる臓器組織片は、迅速凍結(-80℃が望ましい)とホルマリン固定の両者で保存し、その組織片を感染症検索に供する(凍結組織からはPCRやウイルス分離等、ホルマリン固定組織からは病理・免疫組織化学等を行う)。
  • 血液は50ml以上を採取し、上記臨床検体の保存に従って保存する。

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お問い合わせ先

薬事衛生課

島根県健康福祉部薬事衛生課
〒690-8501 島根県松江市殿町1番地
(事務室は、第2分庁舎 別館3階にあります)
TEL:0852-22-5260
FAX:0852-22-6041
yakuji@pref.shimane.lg.jp