「県産スギ材を利用したトラス梁の開発」を学会発表しました
木材利用科で研究を進めている県産スギ材を利用したトラス梁の開発について,これまでに得られた研究成果を学会発表しました。
第65回日本木材学会大会が平成27年3月16日〜18日,東京都タワーホール船堀(江戸川区船堀)にて開催され,後藤主任研究員,中山科長,片岡研究員らは「柱に接合したスギ平行弦トラスの曲げ性能」(PDF形式)と題してポスター発表しました。
平行弦トラスとは,上下に配置した通し材の間を斜材あるいは束で接合して一体化した梁材で,広い室内空間を作るための建物の床梁などとして利用が期待されています。
今回のポスター発表では,長さ4mと6mのトラス梁の曲げ破壊試験の結果について,トラスの形式による曲げ性能の違い,柱に接合した場合の曲げ性能の特徴などを紹介しました。
学会では多くの参加者と意見交換を行い,今後は実用化に向けて研究を続けていきます。
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