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島根県で発生している毒きのこ/きのこ中毒

(H21.11.16更新)

 

覚えておきたい毒きのこ

 図鑑に記載されている毒きのこは150種以上あり,そのほとんどが本県でも発生しています。これらのうち,まず覚えておきたい毒きのこを次の3つのグループに分けて紹介します。重複せずに数えると13種になります。グループ名をクリックすると写真が見れます。

 

【グループI】当センターへの鑑定依頼が多い毒きのこ

(発生頻度が高い,あるいは一度に採取される量が多いきのこ)

 クサウラベニタケ,ツキヨタケ,オオワライタケ,ドクツルタケ,スギヒラタケ

 

【グループII】食用きのこと間違えられる毒きのこ

(栽培きのこや美味しい野生きのこと似ている,あるいは以前は食用にされていたが現在は毒性が判明したきのこ)

 クサウラベニタケ,ツキヨタケ,カキシメジ,ニガクリタケ,スギヒラタケ

 

【グループIII】死亡する危険性がある毒きのこ

(死亡例または猛毒成分が確認され,かつ本県での発生を確認したきのこ)

 ドクツルタケ,シロタマゴテングタケ,タマゴタケモドキ,フクロツルタケ,ツルタケダマシ(ここまでの5種はテングタケ科のきのこ),ニセクロハツ,ニガクリタケ,カエンタケ,スギヒラタケ

 

きのこ中毒(クサウラベニタケに要注意)

 きのこ狩りでは,誤って毒きのこを食べないように!と誰もが思っているはずですが,毎年のようにきのこ中毒が発生しています。本県でのきのこ中毒事例の記録をみると,原因となったきのこはクサウラベニタケとツキヨタケである場合が大半を占めます(県薬事衛生課ホームページ)。また,記録・公表されていない事例もたくさんあり,聞き取れたきのこの特徴からそのほとんどがクサウラベニタケによる中毒と推測されます。

 クサウラベニタケが属しているイッポンシメジ科のきのこは,傘裏面のひだがピンク色になるのが特徴の1つです。しかし,ひだの色は成長段階および個体間で濃淡に差があるため,容易には判断できません。同じイッポンシメジ科で食用のウラベニホテイシメジ(本県の一部の地域ではオオハギ,イッポンハギなどと呼ばれている)とは色や形が良く似ており,ごく近くに並んで発生していることもあります。

 

きのこ中毒を防ぐには種名を特定するしかありません

 きのこ狩りを楽しまれる方からお話を伺うと,「調べなくてもだいたい分かる」,「自分は体質的に大丈夫」との意見が多いことに驚きます。本県でも1〜2本が致死量とされる猛毒きのこが発生していますので,食べてしまってからでは遅いですよ。

 種名が判ればおのずと食毒が判明します。種名が判らなければ他にどの様な理由があっても食用きのことはいえません。それでも万一食べてしまってきのこ中毒が疑われる場合(初期症状は嘔吐,下痢,悪寒,頭痛,めまい,しびれ,けいれん,脱力感,発汗,のどの渇きなど),一刻も早く医療機関で受診して下さい。

 

毒きのこの種類はかなり多いですよ

 本県での発生が確認・記録されたきのこは約650種であり毒きのこ(加熱不足によって中毒症状を生じるなど注意を要すきのこを含めて)は140種でした。そのうち61種を写真で紹介します。(撮影:宮崎惠子,冨川康之)。

 

[写真を見るにはここをクリック]

 

 これほどたくさんの毒きのこ(注意を要すきのこ)が発生していることを知って下さい。きのこの特徴や中毒症状については図鑑の記載を参考にされ,専門機関にも問い合わせて下さい。島根県の場合「島根県中山間地域研究センター」まで。

 

当センターでは、きのこ鑑定を受け付けています

 鑑定にはきのこ実物の提示が必要です。また,採取地域(市町村,〜山),生え方(樹木から,地上から,周辺の樹木の種類,発生していた量)などの採取情報が鑑定の手がかりになります。きのこ中毒が疑われた場合は調理方法,症状も教えて下さい。

 食べたきのこの種類によっては特別な治療が必要ですので,鑑定用にきのこを残しておくことが大切です。

 電話:0854-76-2025,担当:冨川,宮崎

 


お問い合わせ先

中山間地域研究センター

島根県中山間地域研究センター
〒690-3405 島根県飯石郡飯南町上来島1207
TEL:0854-76-2025 FAX:0854-76-3758
Mail:chusankan@pref.shimane.lg.jp