小泉八雲
(イギリス名ラフカディオ・ハーン/ 1850 〜 1904 )日本研究家・小説家・随筆家
イギリス人軍医の父とギリシャ人の母の間に、ギリシャで生まれる。アメリカで新聞記者を勤め、来日。島根県尋常中学校、熊本第五高等学校の英語教師、「神戸クロニクル」紙記者を経て、東京大学講師、東京専門学校講師として英文学を講じた。その間、松江時代に日本女性の小泉セツと結婚、帰化して小泉八雲と名乗った。日本を愛し、随筆集『知られぬ日本の面影』や小説集『怪談』などの数多くの著書を著し、日本を世界に紹介した。
『知られぬ日本の面影』『心』『骨董』『怪談』『日本−一つの解釈の試み』
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小泉八雲記念館(松江市)
左目を失明した八雲のために特別に高く作られた机など、八雲の遺品や直筆原稿約 200 点が展示されている。(問合せ 0852-21-2147 )
小泉八雲旧居(松江市)
旧松江藩の武家屋敷を借りてセツ夫人と過ごした家。八雲は中央の部屋から 3 方の庭の眺めを好み、『知られぬ日本の面影』にその様子を描いている。(問合せ 0852-23-0714 )
普門院(松江市)
門前の橋「小豆とぎ橋」で謡曲“杜若”を謡うと怪異が起こると『怪談』で登場する寺。境内には八雲がお茶の手ほどきを受けたという茶席「観月庵」がある。慶長 16 年、堀尾吉晴が松江城鎮護の祈願所として開山。
菱浦港(海士町)
八雲がこよなく愛し「鏡ケ浦」と名付けた海岸は現在、湾岸道路となり「へるんろーど」と呼ばれる。
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