所在地：島根県隠岐郡海士町大字海士3964番地

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　発掘調査された４基の円墳群です。規模はいずれも２０ｍ以下で、径１０ｍと最も小さな４号墳が現地に保存整備されています。 これらは、４世紀後半～５世紀頃に造られたと見られ、１号墳は隠岐で最も古いことが分かりました。

　２号墳・４号墳は周囲を廻る溝に通路状の土橋が付いた珍しい古墳として知られています。

新開４号墳

海士町教育委員会提供

新開古墳群分布図

隠岐島前教育委員会1990『新開古墳群』

　発掘調査は、平成元年４月～２年３月の間に約７か月をかけて１号墳から４号墳までの４基の古墳を順次行われました。２号墳と４号墳は陸橋部および周構が検出されています。

新開４号墳陸橋部及び周溝

海士町教育委員会提供

　１号墳は近畿地方の古墳時代前半期を代表する土器である布留式土器及び小型丸底壺が出土し、隠岐の前期古墳が畿内と強い関係の中で造られはじめたことを示唆しています。

新開古墳群から出土した遺物

海士町教育委員会提供

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湾を見下ろす精美な古墳

露出した石室天井石

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史跡から出土した遺物等が展示されています

海士町に配流された後鳥羽上皇に関する資料を中心に、町内で出土した考古資料も展示されています。